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ウクライナへの侵攻が100日目を迎え、ゼレンスキー大統領がビデオ演説

ウクライナへの侵攻が100日目を迎え、ゼレンスキー大統領がビデオ演説
Instagram/zelenskiy_official

6月3日、ロシアがウクライナへ侵攻してから100日を迎え、ゼレンスキー大統領がビデオ演説を行った。

 

侵攻初日と同じ場所で撮影

 

ゼレンスキー大統領は、ウクライナの首相や大統領補佐官、国防大臣など、主要なメンバーと共にビデオに登場した。

 

大統領は彼らの肩書と名前を読み上げながら、「彼らはここにいる」と発言。また「ウクライナの軍隊もここにいる。わが国の国民もここにいる。我々はウクライナを守ってもう100日になる。勝利は我々のものになるだろう。ウクライナに栄光あれ」と述べたという。

 

 

この動画は首都キーウにある大統領府において撮影されたとみられ、ゼレンスキー大統領はロシアが侵略してきた2月25日にも、同じ場所から演説を行い、ウクライナに留まり戦うことを誓った。

 

当時、西側諸国は大統領がウクライナから避難するよう提案していたが、ゼレンスキー大統領はそれを拒否し、「必要なのは弾薬であって、車ではない」と述べたそうだ。

 

セベロドネツクの20%をロシア軍から奪還

 

ルハンスク州の知事は6月3日、ウクライナ軍が東部の重要都市・セベロドネツク市の20%をロシア軍から奪還したと主張した。つまり、市のおよそ半分がウクライナ軍の支配下にあることになるそうだ。

 

ただゼレンスキー大統領によると、ウクライナ軍はセベロドネツクでの戦闘で「ある程度の成功」を収めたが、まだ判断するのは早いという。

 

「リシチャンスク、バフムトなど近隣の都市や地域と同様に、そこでの状況は今、最も厳しい。多くの都市がロシアの強力な攻撃に直面している」と国民に向けて演説した。

 

ルハンスク州のSerhiy Haidai知事によると、子どもを含む約800人がセベロドネツクのアゾット化学工場の地下に隠れているという。

 

またイギリス国防省は、ロシア軍が激しい砲撃を行い、セベロドネツクの大部分を掌握したと発表した。

 

さらにウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相は、ロシア軍が南部の占領地域、主にヘルソンに何重もの防御を構築し、戦争を「長引かせる段階」に移行させようとしている、との見方を示している。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: what we know on day 100 of the invasion(6/3)

出典元:BBC:Zelensky: We did the impossible in stopping Russia(6/3)

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