バク宙までこなしてしまう!人型ロボット「アトラス」の運動能力が驚異的
アメリカのBostonDynamicsが開発を進めているロボットが、驚くほどの身体能力を獲得したとして話題となっている。
後方宙返りして着地することに成功
そのロボットとはヒューマノイドの「Atlas」。BostonDynamicsのサイトによれば、「Atlas」は腕や胴体、足を使ってバランスをとるコントロールシステムを内蔵しているという。
そのためこれまでも複雑な地形を2足歩行で移動するなど、目覚ましい動きを見せてきたが、現在はさらに進化しているようだ。
実際、11月16日に公開された動画には、驚異的な身体能力を見せる「Atlas」の姿が映っている。
「そろそろ人間を超えはじめた」
「Atlas」はもともと米国務省の機関であるDARPA(国防高等研究計画局)とBostonDynamicsにより、捜索救援用ロボットとして共同で開発が始められたという。
身長150cm、重量75kg、荷重11kg。ハードウェアには重量を抑えスペースを確保するため、3Dプリントの技術が利用されており、その結果高い比強度を保った驚くほどコンパクトな形になっているそうだ。
また他のセンサーとともに周囲の状況を感知するステレオビジョンは、物体を操作する能力を与え、ゴツゴツした地形でも移動できることを可能にしているとか。
今回の動画はすでに20万回も再生されており、日本でも「そろそろ人間を超えはじめたな」や「フィクションの世界がもう目の前にある」「すごいとしか言いようがない」といったコメントが寄せられている。
今後も「Atlas」がどんな風に進化していくのか楽しみだ。(了)
こちらは複雑な地形を歩く様子。
下の動画はBostonDynamicsが手がける他のロボットの動画となる。
出典元:BostonDynamics:Atlas