超音波とMRIを組み合わせ、胎児の動く様子を鮮明に捉えた動画がすごい
母親の子宮の中での胎児の動きを示した、鮮明な動画が公開されているのをご存知だろうか。
足を突っ張ったり、頭を動かしたりする
この動画はロンドンにあるKing’s College(KCL)でのプロジェクト「iFIND 」によって撮影され、2015年9月に公開されたものだが、そこには20週目の胎児がどのように動いているのかが、具体的に表されていた。
実際に胎児は母親の子宮の中でもじっとしていない。頭を動かしたり、身をよじったりを繰り返している。
また母親のお腹の中で足を突っ張ったり、または肘を突き出したりするなど、頻繁に動く様子が捉えられている。
超音波の画像とMRIとを組み合わせる
iFINDによれば、ここで使われた技術では複数の超音波による検査を可能にしており、同時により良い画像を撮影する能力を有し、完全に胎児を捉えるために正確な場所にカメラが動くこともできるという。
また通常の超音波でのスキャン画像と、より詳細なMRIとを組み合わせることによって、異変を診断するコンピュータを使い、胎児の構造マップを作り上げることができるそうだ。
これにより胎児が大きな問題を抱えていたとしても、決してそれを見逃すことはないとしている。
今回の動画はそれらの画像を組み合わせたものと考えられ、時間も早送りされているようだが、このように鮮明な姿で捉えられた映像は、貴重と言えるかもしれない。(了)
出典元:iFIND:intelligent Fetal Imaging and Diagnosis