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アレック・ボールドウィン、撮影中の死傷事件で正式に起訴される

アレック・ボールドウィン、撮影中の死傷事件で正式に起訴される
Instagram/alecbaldwininsta

俳優でプロデューサーのアレック・ボールドウィン被告が、映画の撮影中に起きた死傷事件に関して、過失致死罪で正式に起訴された。

 

映画『ラスト』の撮影中に起きる

 

この事件が起きたのは2021年10月、映画『ラスト(Rust:錆)』の撮影現場でのこととされている。

 

映画に出演していたボールドウィン被告は撮影中、実弾の入った銃を持っており、リハーサル中に誤って弾が発射されたという。

 

これにより撮影監督のハリナ・ハッチンズさんが死亡、ジョエル・ソウザ監督も負傷した。

 

ルールを複数回にわたって無視

 

今回、裁判所はこの事件で、正式にボールドウィン被告を起訴すると発表。当時、銃などの管理を担当していたハンナ・グティエレス=リード被告も、同様に起訴されたという。

 

検察側が1月31日に裁判所に提出した書類によれば、そもそもボールドウィン被告に対しては、銃器の基本安全規則の訓練が行われていたという。

 

しかしボールドウィン被告は撮影現場で、「複数の重大な安全違反」に対処しなかった、と主張。その上で検察側は、次のように声明で述べている。

 

「その結果、ボールドウィンはこれらのルールを無謀にも複数回にわたって無視し、致命的な銃撃に至ったことが証拠によって明確に示されています」

 

武器の安全点検を行わなかった

 

また捜査官は、リード被告が小道具のトラックから、ボールドウィン被告の銃を取り出し、武器の安全点検を行わなかったと主張している。

 

調書によれば、業界の標準的な手続きでは、兵器係が銃の弾丸を1つ1つ確認し、それを助監督と俳優に見せるという。

 

しかしリード被告は、アシスタントディレクターのデビッド・ホールズ氏にもダミー弾を見せず、安全のために引き抜くこともせず、ホールズ氏もそれを要求しなかったそうだ。

 

さらにリード被告は、ボールドウィン被告にも、装填された銃を見せなかったと言われている。

 

今後、裁判の中で新たな事実が出てくる可能性があるため、注視していきたい。(了)

 

 

出典元:CBS:Alec Baldwin formally charged in “Rust” shooting with involuntary manslaughter(1/31)

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