ボストン・ダイナミクスが、人型ロボット「アトラス」の新バージョンを公開
アメリカのロボット企業が、人型ロボットの新しいバージョン作り、動画を公開した。
新しい関節が取り付けられる
マサチューセッツ州を拠点にしている「ボストン・ダイナミクス」は、人型ロボット「アトラス」の新しいバージョンを開発したという。
そして4月17日には、新バージョンの「アトラス」の動画をYouTubeで公開した。
新しい「アトラス」には新しい関節が採用され、人間では実現できない動きを行えるようになっているそうだ。
実際に公開された動画にも、足を胴体の方に引いて立ち上がる、ちょっと恐ろしい姿が映っていた。
油圧機構を廃止、電気の設計を採用
「ボストン・ダイナミクス」によれば、古い「アトラス」には、関節に油圧アクチュエーターがあり、加圧流体をポンプで出し入れすることで動いたという。
しかし今回の新しいアトラスでは、油圧機構を廃止し、全ての関節において電気による設計を採用したそうだ。
これにより、関節内の電気モーターが強力になり、より広い可動範囲が実現できることに。
実際、新しいバージョンでは、「アトラス」の全ての関節は360度回転でき、人間にはできない様々な動きができるという。
また「ボストン・ダイナミクス」は古いバージョンの「アトラス」を讃えるために、これまでの実験の様子を写した動画も公開している。(了)
出典元:MailOnline:Boston Dynamics reveals new ‘terrifying’ Atlas robot after retiring legendary humanoid known for dancing and parkour(4/17)