香水瓶や硬貨、ネックレスなど、ポンペイの遺跡で身の回り品を発見

イタリアのポンペイにある遺跡で、当時の住民らの生活を伺い知ることができる、身の回りの品々が発見された。
木製の戸棚の中から身の回り品
イタリア南部のナポリ近郊にあるポンペイは、西暦79年にベスビオ火山が噴火して、街が飲み込まれ、壊滅した。
しかし先日、ポンペイで最も賑やかな通り沿いの民家の部屋から、木製の戸棚が発見され、その中から化粧道具や小さなガラス製の香水瓶、硬貨、子供用のネックレスが見つかったという。
他にもピンセット、香炉、青銅製のランタンなどが発見され、ポンペイの人々の日常生活を垣間見ることができる貴重な資料になったそうだ。

「クレプンディア」と呼ばれるネックレス
特に興味深かったのは、20個以上の小さな「charm(お守り)」が連なったネックレスとされている。
この種のネックレスは「クレプンディア(crepundia)」と呼ばれ、伝統的に子供たちが身につけていたという。
装飾的な「charm」が音を立てることで、親は子供たちの居場所を把握しやすくなり、また身元確認にも役立ったそうだ。

住民が商人であった可能性
他にも戸棚からは、38枚の青銅貨、調理鍋、鉛のおもりが入った木箱などが見つかり、この家に住んでいた人物が商人であったことが示唆された。
このように金銭や私物が残されていたということは、所有者が噴火から急遽避難せざるを得なかった、と考えられている。

この民家は、碑文が発見されたことにより、以前はCornelius Maximusという人物の住居とされてきた。
正面部分は1912年に初めて発掘されたが、専門家たちは現在、より大規模な修復プロジェクトの一環として、ようやく一部の部屋の調査を開始しているという。(了)
出典元:The Guardian:Perfume bottle and child’s necklace among treasures found in Pompeii wardrobe(10/30)


























