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海や川だけじゃない!雨の中にもマイクロプラスチックが含まれていることが判明

海や川だけじゃない!雨の中にもマイクロプラスチックが含まれていることが判明
flickr_Susanne Nilsson

海や川の中に漂っているマイクロプラスチック。これが雨の中にも含まれているのが、ある調査で判明した。

 

コロラド州の街で調査

 

この調査をおこなったのは、アメリカの内務省と地質調査所の研究者たち。

 

彼らはコロラド州にある、デンバーやボルダーといった街で雨水を採取。デジタルカメラを搭載した双眼顕微鏡で調べたという。

 

その結果、サンプルの90%にプラスチックが含まれていることが判明。その多くはファイバー(繊維)状をしていたそうだ。(ビーズ状のものや破片もあったとされている)

 

またプラスチックにはさまざまな色が付いており、最も多いのが青色、ついで赤、シルバー、紫色、緑色、黄色、他の色のプラスチックもあったとしている。

 

USGS
USGS

以前にも雨の中でプラスチックを発見

 

もっともこのマイクロプラスチックが、どこから運ばれてきたのかは分かっていない。

 

ただ科学者たちは以前も、フランス南部のピレネー山脈で降った雨の中にマイクロプラスチックが含まれているのを発見しているという。

 

またマイクロプラスチックは都会などで多く発見されているが、辺境の土地や、人間が開発していない天然の島などにも、風に飛ばされてたどりついているそうだ。

 

さらに今年の初め頃に発表された研究では、人間が平均で毎週5gずつマイクロプラスチックを飲み込んでいる可能性を指摘しており、その重さはクレジットカード1枚分になるという。

 

このような研究は現在も進められているが、マイクロプラスチックが人々の健康にどのような影響を与えるのか、まだわかっていない。(了)

 

 

出典元:CNN:‘It is raining plastic’: Scientists find colorful microplastic in rain(8/14)

出典元:The Guardian:It’s raining plastic: microscopic fibers fall from the sky in Rocky Mountains(8/13)

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