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ノートルダム大聖堂の地下から謎の石棺が出現、14世紀に埋葬された可能性

ノートルダム大聖堂の地下から謎の石棺が出現、14世紀に埋葬された可能性
Twitter/Inrap

フランスにあるノートルダム大聖堂の地下から、石棺が見つかり、今後公開研究されることになった。

 

地下19m付近で発見

 

ノートルダム大聖堂は2019年に火災が発生し、焼失。その後、再建作業と同時に発掘作業も進められてきた。

 

そんな中で先月、考古学者によって聖堂の地下から謎の石棺が発見されたという。

 

この石棺は、地下65フィート(約19m)、19世紀に作られた暖房システムのレンガ・パイプの下で発見されたそうだ。

 

しかしながら、石棺は19世紀よりも古く、おそらく14世紀のものだと考えられている。

 

性別、健康状態、社会的地位を特定する予定

 

フランスの国立考古学研究機関「INRAP」は14日、石棺を開けて出来るだけ詳細を調べる予定であることを明らかにした。

 

石棺は5月12日に大聖堂から運び出され、フランス南西部の都市・トゥールーズにある法医学研究所に運ばれるまで、安全な場所に保存されているという。

 

主任考古学者のクリストフ・ベスニエ氏は記者会見で、彼のチームは遺体の性別、健康状態、社会的地位まで特定する作業を行うと語っている。

 

炭素年代測定が生物学的事実を明らかにする一方で、研究チームはこの人物の埋葬方法を研究し、その階級を決定する予定だという。

 

埋葬された場所や様式からすでに、その人物がかなり身分の高い人物であったと考えられており、それが本当なら、この人物の名前は教区の埋葬者名簿に載っているはずだと考えられる。

 

この遺体は考古学的なものではなく、民法が適用されるため、他の人間の遺体と同様に敬意をもって扱われることになるという。(了)

 

出典元:METRO:Mysterious sarcophagus found under Notre Dame after fire will be opened(4/15)

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