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イスラエルで紀元前13世紀の洞窟を発見、時が止まったように遺物が残されていた

イスラエルで紀元前13世紀の洞窟を発見、時が止まったように遺物が残されていた
Twitter/Federico Kukso

イスラエルの考古学者が、エジプトのファラオ、ラムセス2世時代の洞窟を発見し、注目を集めている。

 

公園開発で偶然、発見

 

その洞窟は、イスラエルのテルアビブにあるパルマキム国立公園で発見されたという。

 

この古代の洞窟は埋葬用と考えられ、自然公園局による公園開発のための作業中、偶然発見されたそうだ。

 

当時はトラクターが作業をしており、その際岩に衝突し、予期せず洞窟の天井が現れた。

 

最初にこの中に入ったイスラエル古代遺産局(IAA)の職員ドロール・シトロン氏によれば、洞窟内には時が止まったように、約3300年前の埋葬で使われた土器や青銅器、数十個がそのまま置かれていたという。

 

これらは死者が来世で使用するために埋葬された供物と考えられ、また洞窟は正方形に彫られ、その天井の中央には柱があったそうだ。

 

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青銅器時代後期の出土品

 

IAAの青銅器時代の専門家であるエリ・ヤナイ博士は、「これは一生に一度の発見だ」とし、次のように説明している。

 

「(映画)インディー・ジョーンズのセット(のように)、3300年間触れられていない容器が床に置かれた洞窟を見ることは滅多にないでしょう。これは青銅器時代後期の話です。出エジプト記で有名なラムセス2世がいた時代です」

 

またヤナイ博士によれば、洞窟は無傷だったため、後期青銅器時代の埋葬の習慣について全体像がわかるという。

 

「洞窟内には、主に数十個の大小さまざまな形状の土器が残されています。その中には、赤く塗られた深鉢や浅鉢、調理用の鍋、水差し、灯火用の油が入った粘土製のロウソクなどがあります」とヤナイ博士は述べている。

 

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紀元前13世紀のもの

 

この洞窟の出土品は紀元前13世紀のもので、当時はエジプト第19王朝、ラムセス2世がこのイスラエルの地にエジプトの行政を敷いていたとされている。

 

またこの時代は、地域全体で自由貿易が行われており、ヤナイ博士は出土品がそれを証明していると述べている。

 

実際、洞窟にあった水差しなどの容器は、レバノンやシリアの海岸、またはティレとシドンの地域で作られたと考えられ、キプロスから来た可能性がある陶器も残っていたそうだ。(了)

 

出典元:JPost:Israeli archeologists discover ‘once-in-a-lifetime find’ of ancient pottery under beach(9/18)

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