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カリブ海の海底で発見された未確認生物、科学者も特定できず困惑

カリブ海の海底で発見された未確認生物、科学者も特定できず困惑
Twitter/NOAA Ocean Exploration

先日、カリブ海で海底探査を行った際、科学者のグループが奇妙な生物を発見した。

 

米領ヴァージン諸島の海底で発見

 

その生物を発見したのは、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の調査船「オケアノス・エクスプローラー号」に乗っていた研究者たちだ。

 

彼らは8月30日、カリブ海にある米領ヴァージン諸島のセントクロイ島周辺の海底で、遠隔操作の潜水艇(ROV)を使い、生物の調査をしていたという。

 

その際、青い塊のような生物を発見。それは水面下407~611メートルの海底に動かずに座っていたそうだ。

 

どんな生物か、結論は出ず

 

この時の調査の様子はライブ配信されており、やがて研究者らは珍しい青い生物にズームインして、それが何であるかについて議論し始めたという。

 

研究者らからは、ソフトコーラル(柔らかいサンゴ)か海綿、あるいは「ホヤ」の可能性もあるとの指摘があったそうだ。

 

しかし結局、どんな生物かの結論は出ず、研究者らは「ブルー・グー(blue goo)」や「blue biomat」といったニックネームをつけたとか。

 

専門家に画像や映像を送る予定

 

今後、研究者らは、ライブ配信の画像や映像を、サンゴや海綿の専門家に送り、謎めいた生物を特定できるかどうかを確認するという。

 

しかしソフトコーラルは約2000種、海綿スポンジも約8500種、ホヤなどの尾索動物も約3000種もいるため、この確認作業は簡単ではない。

 

しかもサンゴなどの専門家でさえ特定できない場合は、「サンプルを採取できるようになるまで謎が残る」ことになるそうだ。(了)

 

出典元:Livescience:Mysterious ‘blue goo’ at the bottom of the sea stumps scientists(9/20)

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