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金属を多く含む小惑星「Psyche」へ、NASAの探査機が間もなく打ち上げ

金属を多く含む小惑星「Psyche」へ、NASAの探査機が間もなく打ち上げ
YouTube/NASA

NASAは現在、多くの金属を含むと考えられている小惑星へ向けて、探査機を送り込もうとしている。

 

鉄やニッケル、金を含んでいる可能性

 

その小惑星とは、「Psyche(プシュケ)」だ。これは火星と木星の間にある「アステロイド・ベルト(小惑星帯)」に位置し、5年かけて太陽の周りを公転しているという。

 

また「Psyche」のコアには、鉄やニッケル、金などが豊富に含まれていると考えられ、その価値は計り知れないそうだ。

 

NASAはすでに小惑星「Psyche」に探査機を送って調査するプロジェクトを進めており、10月12日には探査機「Psyche」が、フロリダ州にあるケネディ宇宙センターからスペースX社のファルコン・ヘビーで打ち上げられる予定となっている。

 

1852年に発見、16番目の小惑星

 

小惑星「Psyche」は、1852年にイタリアの天文学者、アンニバレ・デ・ガスパリスによって発見され、太陽系で16番目の小惑星になったという。

 

この天文学者のガスパリスは、ギリシャ神話の魂の女神「プシュケ」にちなんでこの小惑星に命名したそうだ。

 

また小惑星「Psyche」は、ジャガイモのような不規則な形をしており、大きさは278km×232km。M型小惑星と呼ばれ、探査機は6年かけて、ここに到達する予定となっている

 

ただしNASAは今回の探査で、小惑星から貴重な金属を持ち帰るつもりはない。その代わり、太陽系の形成期に作られた小さな惑星「プラネテシマル」の核であったのかを、知りたいと考えている。

 

それを特定することで、科学者は太陽系初期の惑星形成プロセスや、地球の形成についてより深く理解したいと考えているという。(了)

 

出典元:METRO:This asteroid filled with gold is worth more than everything on Earth put together(10/6)

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