【東京五輪】オーストラリア水泳女子、勝った選手よりコーチのド派手パフォーマンスが注目を集める
東京五輪の競泳、女子400メートル自由形の決勝は、世界記録保持者のケイティ・レデッキー(Katie Ledecky/USA)が敗れ、オーストラリアのアリアン・ティットマス(Ariarne Titmus)が金メダルを獲得した。
だが、海外では、優勝した本人よりコーチの方が遥かに注目を集めているようだ。
歓喜のパフォーマンス
ティットマス選手がゴールする直前のコーチの喜びようは、とにかくワイルドだった。拳を振り上げ、(褒められたことではないが)マスクを剥ぎ取って雄叫びをあげ、席の前の手すりを激しく揺さぶった。
その動画が、オーストラリアのオリンピック公式ツイッターアカウントを始め、ネット上のあちこちでシェアされている。
Ariarne Titmus' coach Dean Boxall is all of Australia rn 😂#Tokyo2020 | #7Olympics | #Swimming pic.twitter.com/VI0K8vZLzW
— 7Olympics (@7olympics) July 26, 2021
From Tassie to Tokyo! What a race! Reaction from Ariarne Titmus’ coach Dean Boxall says it all 😆 #Olympics #AriarneTitmus #gold pic.twitter.com/d8gwrpM2pT
— Clare Armstrong (@ByClare) July 26, 2021
ちなみに下は、先月の大会での様子。
For those of you new to the world of Dean Boxall – this was him just last month at the Australian #swimming trials: pic.twitter.com/Z5NS3bJbOl
— Veronica Eggleton (@veggleton) July 26, 2021
「自分が体の外に行っていた」
このコーチはDean Boxallさんという人。プールサイドでの激しいアクションは海外で有名らしく、「競泳界のロックスターコーチ」などと呼ばれているそう。
彼は海外メディアのインタビューを受け、今回のことについて話している。
「私たち(Boxallコーチとティットマス選手)には作戦がありました。けれど、オリンピックという場では大きなプレッシャーがかかります」
「それにもかかわらず、アリアン(ティットマス選手)は、完璧なまでに作戦に沿った泳ぎをしました。レースが進む中で作戦がうまく行き始めるのを見て、『よし、そうだ、彼女はできる! 』と思ったのです。プレッシャーの中であれだけのことができるなんて、信じられませんよ」
さらに、ゴール時の自分の心情についてこう話す。
「自分を抑えられませんでした。自分自身が体の外に行っていたように思います。とにかく抑えられなかったんです。彼女(ティットマス選手)とは、同じ夢を見ながら5年間一緒にやって来ました。アメリカ人はこういうのは好きじゃないかもしれません、けれど、私は教える選手と共に血を流すんです」
「選手たちは私と一緒に練習し、それが終わると、家に帰って疲労回復のプロセスに入ります。私は違います。私は家に帰って、彼女らの夢を追い続けるのです。より上達するための方法を考え続けます。四六時中そのことが頭にあります。だから感情的になってしまうのです」(了)
出典元:Mashable:Swimming coach’s wild reaction to Olympic win is an instant-classic meme(7/26)
出典元:Lad Bible:Dean Boxall Explains His Awesome Meltdown After Seeing Ariarne Titmus Win Gold(7/26)
出典元:The Guardian:Meet Dean Boxall, the ‘rock star’ swim coach whose Olympics celebration went viral(7/26)