インドで初めてソーラーパネルを設置した列車を導入、年間2万リットルの燃料を節約

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インドでソーラーパネルが設置された電車が導入されることとなり、注目されている。

 

太陽光で客車内の電気を賄う

 

その電車は「DEMU(diesel electric multiple unit)」と呼ばれるもので、1600馬力のディーゼル車の6両の客車に合計16枚のソーラーパネルを設置しているという。

 

列車自体はディーゼル機関によって走行するが、車内の照明やファン、案内ディスプレイなどはソーラーパネルによって生み出されたエネルギーによって賄われるそうだ。

 

またバックアップのバッテリーも搭載しているため、陽が射さない時や夜間でも十分な電力を供給できる仕組みになっているとか。

 

デリー近郊の路線で運用開始

 

この車両は7月14日にSafdarjung駅で除幕式が行われ、今後はニューデリー近郊からの通勤客を乗せる路線で運用が開始されるという。

Twitter/P Manikyala Rao‏

さらに今後も6カ月以内に24両の客車にソーラーパネルを設置することになっており、新しい電車のルートもまもなく決定される予定とされている。

 

インドのSuresh Prabhu大臣も除幕式の演説で「これはより環境に優しい鉄道へ向かうための道を切り開く、大きな飛躍だ」と述べたそうだ。

年間2万1000tもの軽油を削減

 

インドでは大気汚染が深刻化しており、政府もさまざまな方面から環境に配慮した政策を推し進めていると言われている。

 

そんな中で登場したこの車両は、ソーラーパネルにより年間7200kwの電力が生み出される予定で、年間約2万1000リットルの軽油が節約できるという。

 

さらにその結果として二酸化炭素の排出量を1つの客車につき、年間約9tも減らすことができると考えられているそうだ。

パネルを取り付けるのは困難だった

 

このソーラーパネルは25年の耐用年数があるが、今後定期的に検査も行われる予定だとか。

 

ただし列車への設置については苦労したようだ。開発に取り組んだJackson EngineersのSundeep Gupta氏は取材で「時速80kmの速度で走る客車の屋根に、ソーラーパネルをうまく設置することは、簡単な仕事ではありませんでした」と語っている。

 

鉄道会社はこの車両以外にも、バイオトイレやウォーター・リサイクリング、風力エネルギーなどを使った新たな取り組みを進めて行くとしている。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:India launches first solar-panelled train in bid to cut down diesel use(7/20)

出典元:The Hindu:India’s first solar-powered DEMU train launched(7/15)

 

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