アメリカや韓国も!?割礼が行われている地域を示す地図が興味深い
幼いうちに男の子のペニス(包皮)の一部を切除する割礼。これが行われている地域を示した地図が公開されている。
アメリカでは10人に6人が受ける
その地図とは、MapChart.Netというサイトで作成され、その後Redditで紹介されたもの。
Circumcision rates around the world [OC] from dataisbeautiful
この地図はNCBIにある情報をもとに作られたとされ、濃淡の色を付けて、各国で割礼が行われている割合を示している。(地図はタップすると拡大)
米メディアのQuartzによれば、アメリカでは10人の新生児のうち約6人が生まれた病院から退院するまでに割礼を受けるという。
一方、ヨーロッパではあまり行われておらず、包皮を取り除かれる男の子は5人に1人の割合よりも少ないそうだ。
しかもデンマークでは主要な医者の団体から、割礼は大人になった時に男性が個人的に選択すべきだという意見が寄せられたことから、1年近く議論が続けられたとされている。
韓国でも高い割合で行われている
一方、アフリカ北部や中東、南アジアでは男の子に対して、割礼が広く行われる傾向にあるという。
実際、NCBIのデータでもアフガニスタンやコモロ(インド洋西部)、ガボン、ガザ地区、イラン、モーリタニア(アフリカ北西部)、モロッコ、タジキスタン、チュニジア、ヨルダン川西岸地区、西サハラ、イエメンの12カ国は99%、もしくはそれに近い割合で割礼を実施していることが示されている。
ただ興味深いのは韓国だ。日本(9%)や中国(14%)などではほとんど行われていないにも関わらず、韓国では77%と、比較的高い割合で行われているようだ。
理由は文化的なものから医療的なものまで
イギリスの保健機関であるNHSによれば、割礼が行われる理由はさまざまだという。政治や文化的な側面では、ユダヤ人やイスラム教徒が宗教儀式として割礼を施しているそうだ。
また医療面の理由を挙げれば、ペニスを清潔に保てることやHIVの感染防止、包茎になるのを防ぐ目的があるという。(了)
出典元:INDEPENDENT:The map of the world by circumcision popularity(12/11)