子牛と引き離される母牛、いつまでも追いかけていく姿が切なすぎる
子供と引き離された母牛が、いつまでも後を追いかけていく、心打たれる動画が撮影され、注目されている。
生後数日で母親から引き離される子牛
この映像はニュージーランドで撮影されたとみられ、その場面を目撃した人が、動物愛護団体の「SAFE」に送ったものだという。
そこには車で連れて行かれる子牛の後を、母牛がいつまでも追いかけていく姿が映っている。
There are millions of reasons to be dairy-free. Here is one of them 💔This video showing a cow chasing after a trailer was sent to SAFE by a concerned member of the public. In the dairy industry cows are impregnated every year, with calves taken from their mothers so humans can have their milk. In NZ up to two million are sent to slaughter at 4 days old, as 'wastage'.Choose kindness. Choose dairy-free.
SAFEさんの投稿 2017年11月14日火曜日
もっともこの子牛がどこへ連れて行かれるのかは定かではない。
ただこの動画をフェイスブックに投稿した「SAFE」によれば、ニュージーランドでは生まれて間もない子牛が200万頭も屠殺場へ送られているという。
また母牛は母乳を出させるために、強制的に妊娠させられ、子牛も生後4日しかたたないうちに母親から引き離されるそうだ。
その結果、心に深い傷を負った母牛は、子供を求めて数日間も鳴き続けることがあると言われている。
人間と同じように強い母性を持つ牛
また同じ動物保護団体の「PETA」によれば、子牛がただちに屠殺されなかったとしても、メスの子供は母親と同じ運命をたどり、オスの子供は仔牛肉業界へ送られ、残りの短い人生を鎖に繋がれ栄養不良のまま、悲惨な生活を送ることになるという。
そもそも自然の中では母牛は子供に1年近く母乳を与え、親と子が社会的なつながりを持ち、生涯触れ合い続けていくとされている。
また牛はシャイだったり、大胆だったり、親分肌だったり、社交性があったりなど、非常に個性的な動物で、お互いにコミュニケーションをとっているため、仲間の死まで悲しむそうだ。
そしてサイトでは母牛は人間と同じように、子供に対し強い母性を持っており、深い絆から惜しむことなく子供を守ろうとすると述べている。
しかしそんな母牛も度重なる出産と過度な搾乳により体を壊すため、平均5年で屠殺されているという。
子供と引き離される母牛の気持ちは、人間の母親と変わらないのかもしれない。(了)
出典元:PETA:Mother Helplessly Chases After Her Stolen Calves in Heartbreaking Video(11/15)