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タリバンがパンジシール峡谷での戦闘に勝利宣言、複数の動画も投稿

タリバンがパンジシール峡谷での戦闘に勝利宣言、複数の動画も投稿
Twitter/Hashim Azeem Chughtai

アフガニスタンのイスラム武装勢力・タリバンが、パンジシール峡谷の戦いに勝利したと宣言した。

 

タリバンが旗を掲げる動画を投稿

 

首都・カブールの北東にあるパンジシール州は、反タリバン勢力「アフガニスタン国民抵抗戦線(NRF)」の最後の拠点とされてきた。

 

そして先日からタリバンと「NRF」との間で激しい戦闘が行われていたが、9月6日には、タリバンが戦いに勝利したと宣言した。

 

タリバン側は、ネットにもパンジシール州で自らの白い旗を掲げる動画や、州知事のオフィスと思われる場所に戦闘員が現れる様子を投稿した。

 

アルジャジーラも、「NRF」のリーダーであるアフマド・マスード氏が、敗北を認めたと伝えている。

 

国家的蜂起を呼びかける

 

ただ、マスード氏はSNSに投稿されたボイスメッセージにおいて、国際社会がタリバンを正当化し、軍事的・政治的な信用を与えているとも非難しているという。

 

マスード氏はその上で「例え国内や国外にいようとも、私は人々に対して、我が国の尊厳と自由と繁栄のために国家的蜂起を始めるよう、呼びかける」と語ったそうだ。

 

「NRF」のスポークスマンであるAli Maisam氏は、「タリバンがパンジシール州を占領していない」と主張。

 

また抵抗軍は、全て戦略的な場所に存在しており、戦闘も続けているとし、「勝利した」とするタリバンの主張を否定すると述べた。

 

一方、タリバンの報道官であるZabihullah Mujahid氏は、「この勝利で、わが国は戦争の泥沼から完全に脱却した」と述べている。

 

電話やネットが遮断、情報がアンバランス

 

アルジャジーラによれば、先週タリバンが電話とインターネットのアクセスを遮断して以来、パンジシール州における最前線からの戦闘の情報が、アンバランスになっているという。

 

またパンジシール州の若者の話では、先週からタリバンがカブールからの道路を封鎖したため、この地域では大量に物資が不足しており、ほとんどの人々がタリバンの来襲を恐れて、高台に避難しているそうだ。

 

そのためタリバンが州全体を支配していると主張しても、一部の政府機関の建物や警察署、地区の中心部だけだと語っている。

 

またバダフシャン州、ヘルマンド州、ラグマン州から来ているタリバンの戦闘員の活動方法は、それぞれ全く異なるという。

 

あるタリバンの戦闘員は住民をよく扱い、通常の生活に戻るように促しているとか。しかし別の戦闘員は、「暴力的で攻撃的」であり、彼らは家々を回って望むものは何でも奪い、人々を虐待していると述べている。(了)

 

出典元:BBC:Afghanistan: Taliban claim to have taken Panjshir Valley(9/6)

出典元:Aljazeera:Growing concerns for Panjshir residents as Taliban claims victory(9/6)

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