ロシア軍の捕虜となったウクライナ兵、額に「カギ十字」を彫られる
ロシア兵により、捕虜になったウクライナ兵の額にナチスの印が刻まれたと、ある皮膚科医が主張している。
治療したウクライナ人の医師が主張
その皮膚科医とは、ウクライナ人のオレクサンドル・トゥルケビッチ氏だ。
トゥルケビッチ医師は、フェイスブックやインスタグラムなどにおいて、現在ウクライナで治療を受けている「セルヒイ」という名前のウクライナ兵の写真を投稿している。
トゥルケビッチ医師の説明によれば、そのウクライナ兵は、ロシア軍の捕虜になった時、額にナチスの印である「カギ十字」を刻まれたという。
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「アゾフ大隊の兵なら、バラバラに…」
またその兵士は、額にカギ十字を刻まれた時、ロシア兵から「もしお前が、アゾフ(大隊)の兵士だったら、バラバラにしてやるだろう」と言われたそうだ。
その上で、トゥルケビッチ医師は「これらの写真は、私たちの部下が前線で(ロシア軍に)どのように扱われているかを示しています」と述べている。
そもそもロシアのプーチン大統領は、ウクライナ侵攻について「非ナチ化」するためだと主張してきた。
そしてドネツク州のマリウポリ包囲戦で、重要な役割を果たしたウクライナのアゾフ大隊は、ロシア政府から、極右あるいは「ナチス」と繋がりがあるとみなされてきたという。
しかしウクライナのゼレンスキー大統領は、そのようなロシア政府の主張はばかげており、違法な征服戦争を正当化するためのものだと批判している。
トゥルケビッチ医師は、この兵士に治療を施し、額に刻まれた「カギ十字」を除去することに成功したという。(了)
出典元:METRO:Ukrainian soldier ‘had Nazi swastika carved into forehead’ by Russians(11/28)