ウクライナのヘルソン州で、ロシア軍の砲撃により5人が死亡
ロシア軍は12月24日にも、ウクライナ南部に対し砲撃を行い、5人のウクライナ人が死亡した。
80代の夫婦を含む5人が死亡
ヘルソン州の地域軍事行政長官によれば、ロシア軍は24日にも集合住宅へ砲撃を行い、87歳の男性と81歳の妻を含む5人が死亡したという。
またロシア軍による集中砲火で、15歳の少年を含む9人が負傷し、住宅や民間医療施設で火災が発生。地元のガス・パイプラインにも火が付いたそうだ。
ロシア軍は、ドニプロ川の西岸から撤退した後、東岸から絶えず砲撃を行っており、24日の攻撃も、ヘルソン州の中心地、ヘルソン市に到達したと言われている。
⚡️ The head of Kherson City Military Administration showed the aftermath of yesterday’s Russian shelling of Kherson. Three people died and one person was injured.
📹: Kherson City Military Administration pic.twitter.com/CHpq3VNmAq
— UNITED24media (@United24media) December 24, 2023
ウクライナの他の都市にも無人機攻撃
またウクライナ空軍の報告によると、ロシア軍は一晩で15機の無人機による攻撃を行い、ムイコラーイウ、キロヴォフラド、ザポリージヤ、ドニプロペトロウシク、フメリニツキー上空で、イラン製の無人機14機が破壊されたという。
さらにロシア軍はウクライナ北東部のハルキウ州にある、20の町や村に対しても砲撃を行っており、2人のウクライナ人が負傷したそうだ。
一方、ウクライナ軍も、ロシアに占領されたドネツク州の町、Horlivkaに対して砲撃を行い、ショッピングセンターや他のいくつかの建物が破壊されたと言われている。
今年から12月25日がクリスマス
ウクライナではこれまで1月7日にキリストの誕生が祝われていたが、ロシアからの離脱を図るため、今年から12月25日が正式なクリスマスの日に指定された。
12月24日のクリスマス・イブを記念して、ゼレンスキー大統領は、首都キーウの中心部にある聖ソフィア大聖堂の前でビデオ演説を行い、次のように述べたという。
「一歩一歩、日に日に闇が失われつつある。闇は最終的に失われ、悪は打ち負かされるだろう。今日、これが私たちの共通の目標であり、共通の夢です。そしてこれこそが、今日の私たちの共通の祈りなのです。私たちの自由のために。 私たちの勝利のために。 私たちのウクライナのために」(了)
The nights before Christmas are the longest of the year. However, the day has already begun to lengthen and the light has begun to prevail. The light grows stronger. Day by day and step by step, the darkness retreats.
Darkness will eventually lose. Evil will be defeated.
Today,… pic.twitter.com/SF2T0dE1VZ
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) December 24, 2023
出典元:The Guardian:Five killed in Russian attacks on Kherson as Ukraine marks Christmas on 25 December for first time(12/24)