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「デートの相手として良くない」とSNSで非難された米男性、50人の女性を提訴

「デートの相手として良くない」とSNSで非難された米男性、50人の女性を提訴
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アメリカ人の男性が、SNSで数多くの女性から誹謗中傷されたとして、提訴した。

 

約4億円の損害賠償を求める

 

その男性とはカリフォルニア州サンタモニカ在住の医師、スチュワート・ルーカス・マーレイ氏だ。

 

彼は、数多くの女性たちが、ロサンゼルスのFacebookグループ「Are We Dating The Same Guy?」において。自分への誹謗中傷を繰り返したとして、「精神的苦痛」を理由に260万ドル(約4億円)の損害賠償を求め、女性50人を訴えたという。

 

Facebookグループ「Are We Dating The Same Guy?」には約5万4000人のメンバーがおり、マーレイ氏は、少なくとも238のFacebookアカウントが「1年以上にわたり、私への中傷に参加した」と主張している。

 

しかしロサンゼルスにあるカリフォルニア高等裁判所は4月8日、被告の1人、ヴァネッサ・バルデスさんに対する、マーレイ氏の訴えを棄却した。

 

危険な男として女性らに警告する役割

 

「Are We Dating The Same Guy?」のグループは各地にあり、そこでは女性たちが、今までデートしたことがある男性について、他の女性に警告できるという。

 

メンバーの女性は、デートした男性やデート予定の男性の写真を投稿し、「嘘つき」や「詐欺師」「虐待者」、または「何らかの有害または危険な人物」だと、指摘できるそうだ。

 

そして「Are We Dating The Same Guy?」では以前、マーレイ氏が出会い系アプリ「Tinder」や「Hinge」などで、不適切な行為をしていたと投稿されていたという。

 

「気まぐれに誰かを中傷」

 

マーレイ氏は「私は、女性がストーキングされ、嫌がらせや危害から身を守るための安全な場所として(Facebookグループを)支持するが、その逆は支持しない」と主張。

 

「これらの女性たちは、安全な場所の概念を悪用して、気まぐれに誰かを噂し、中傷し、ネットいじめをしました。これらの被告の行為は憎悪に満ちており、容赦ありませんでした」と述べている。

 

また実際に会った女性の1人とは、15分も会話をしておらず、交流は自分から打ち切ったという。

 

しかしマーレイ氏から訴えられた女性たちは、記者会見で「私たちは真実を話しただけで、残念ながらマーレイ医師にとっては、好ましいものではありませんでした」と述べたそうだ。(了)

 

出典元:Sky News:Man suing women who claimed he was a bad date has first of 50 cases thrown out(4/9)

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