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サウジアラビアの大巡礼「ハッジ」で、熱中症により500人が死亡か?

サウジアラビアの大巡礼「ハッジ」で、熱中症により500人が死亡か?
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サウジアラビアのメッカを目指す、イスラム教の大巡礼「ハッジ」において、亡くなる巡礼者が増えているという。

 

17日には気温が51.8度に

 

アラブ外交筋は6月18日、通信社のAFPに対し、「ハッジ」で少なくとも550人が死亡したと語った。

 

死者のうち323人はエジプト人で、そのほとんどが熱中症で亡くなったそうだ。

 

サウジアラビアの国営テレビによると、6月17日にはメッカにある「グランド・モスク」の日陰で、気温が51.8度にまで上昇したという。

 

またすでにAFPは、各国の集計をまとめ、死者が合計922人になったと報じている。

 

熱中症に苦しむ2700人以上を治療

 

チュニジアの通信社「チュニス・アフリク・プレス」は6月18日、「ハッジ」においてチュニジア人、35人が死亡したと報じている。

 

ヨルダン外務省も6月18日、ヨルダン人の巡礼者41人が死亡し、埋葬許可証を発行したと発表した。

 

イラン政府も、巡礼中にイラン人11人が死亡、24人が入院したと伝えたが、死因については明らかにしていない。

 

またセネガル人3人も巡礼中に死亡し、インドネシア保健省が6月18日に発表したところによると、巡礼中にインドネシア国民144人が死亡したという。

 

サウジアラビアの保健省はこれまでに、熱中症に苦しむ2700人以上の巡礼者を治療したと明らかにしている。

 

「ハッジ」では、毎年何百万人ものイスラム教徒がメッカに巡礼しており、聖地を訪れることは一生に一度の義務になっているそうだ。(了)

 

出典元:NBC:Extreme heat kills hundreds of Muslim pilgrims(6/19)

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