X_Paul Kemp

イギリスでは先日から、移民排斥の暴動が続いているが、そんな中、暴徒が警察犬にズボンを噛まれるシーンが撮影された。

警察官に罵声を浴びせていた男

イングランド北西部のサウスポートでは7月29日に、ダンス教室で3人の少女刺されて死亡し、その後、「犯人は、イスラム系の不法移民」だとの偽情報が流され、極右団体が主導して、反イスラム・移民排斥の暴動が各地で起きた。

イングランドの町、ハートリプールでも7月31日、暴徒が警察と対峙。ある男が警察官に「お前らの給料は俺が払っている」などと罵声を浴びせたそうだ。

その後、警察犬が飛び掛かり、男の半ズボンを引きずり下ろした。男はお尻が見えそうになり、ズボンを引き上げ続けたという。その様子がこちら。

The large-scale fracas took place on Wednesday night on Murray Street, in the town centre of #Hartlepool. Officers wearing helmets and carrying shields formed a line across the road. The canine unit was also present as huge crowds swarmed the area. https://t.co/1YBQTAwIYY pic.twitter.com/P2FgASYIpT

— Abm (@ABMckinley) August 2, 2024

これまでに400人を逮捕

3人の少女が刺殺された事件では、他にも8人の子供が刺し傷を負い、5人が重体で、大人2人も重傷を負ったという。

犯人の17歳の少年は、ルワンダ出身の親のもと、イギリスで生まれ育ち、またイスラム教徒でもない。このため政府や警察は、偽の情報を広めて、暴動を煽ったとして極右団体などを非難している。

またこの暴動では、モスクにもレンガなどが投げ込まれ、警察署や車も放火されるなどして、5日までに400人が逮捕されたそうだ。

さらに暴動を鎮圧しようとして、少なくとも50人以上の警察官が負傷したと言われている。（了）

出典元：METRO：Police dog hungrily accepts invitation from gobby rioter who offered cops his bum(8/2)