アルゼンチン、英海軍の艦艇が自国の領海に「軍事侵入」したと非難

サッカー・ワールドカップの試合後、アルゼンチンとイギリスの間では、政治的な緊張が高まっている。
英海軍の艦艇がフォークランド諸島に寄港
ワールドカップの準決勝、イングランド対アルゼンチンの試合が、日本時間7月16日に行われ、アルゼンチンが逆転勝ちを収めた。
この試合の数時間後、アルゼンチンのPablo Quirno外相は、公式声明を発表し、イギリス海軍の哨戒艦「HMSメドウェイ」が、自国の領海内に「軍事侵入」したと非難した。
声明によると「HMSメドウェイ」は「マルビナス諸島(フォークランド諸島)に不法に駐留しており、今月初め、アルゼンチン側に何の通知もなく航行し、領海に侵入した」という。
また声明では「歴史的にも、法律的にも、そして信念においても、マルビナス諸島(フォークランド諸島)はアルゼンチン領である」と明言した。
事前にアルゼンチン政府に通知
これに対し、イギリス政府の報道官は記者団に対し、次のように説明した。
「事実関係としては、イギリスは7月5日から8日にかけて、南極調査活動を支援するため、チリへの定期的な物資補給を目的としたHMSメドウェイの寄港について、事前にアルゼンチン政府に通知していた。この寄港は、南極における科学研究を支えるための必需品を輸送するものである」
またフォークランド諸島からチリへの輸送は、作戦上の安全と天候を考慮し、時間通りの輸送を確保するために、最も直接的なルートで実施されたという。
フォークランド紛争とは?
1982年、フォークランド諸島の領有権を巡り、イギリスとアルゼンチンが対立し、紛争が勃発。これは「フォークランド紛争」と呼ばれ、最終的にはイギリス軍が空母や潜水艦を派遣して、6月に勝利した。
しかしアルゼンチン側は現在も、マルビナス諸島(フォークランド諸島)を自国の領土と主張しており、サッカーの準決勝でイングランドに勝利した後、アルゼンチンの選手たちは、「マルビナス諸島は自分たちのものだ」と書かれた横断幕を広げた。
ただ、このような政治的行為は問題視されており、イギリス政府は7月16日、FIFAに対し、アルゼンチン代表チームの調査を行うよう促した。(了)
出典元:GB News:Royal Navy accused of ‘military incursion into Argentine waters’ in furious statement released just hours after World Cup semi-final(7/16)
出典元:METRO:British warship accused of going into Argentinian waters after World Cup loss(7/16)
























