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深海のモンスター、クロデメニギスの生きた姿が初めて撮影される

深海のモンスター、クロデメニギスの生きた姿が初めて撮影される
Youtube_Schmidt Ocean Institute

海洋の闇に潜む不気味な生き物の一つが、姿を現した。科学者たちは、自然環境下でのクロデメニギス(学名:Winteria telescopa)の姿を、史上初めて撮影することに成功した。

 

大規模な海洋底の断層探査中に

 

太平洋中央海嶺を横切る大規模な断層、ドルドラムス断裂帯は、大西洋で最も探検の進んでいない深海域の1つとされている。今回、そこを探査していたシュミット海洋研究所の研究チームが、遠隔操作無人探査機「SuBastian」を水深約700メートルに沈めた。その時、この稀有な魚、クロデメニギスに遭遇した。

 

Youtube_Schmidt Ocean Institute
Youtube_Schmidt Ocean Institute

 

クロデメニギスをはじめとするデメニギス科の魚は、ドーム状の頭部が透明であるため、その中にある変わった形の目を直接見ることができる。それは筒状の目で、上向きに付いている。そのため、上方から降り注ぐわずかな光を捉えることができ、深海の暗闇の中で獲物が発するわずかな閃光も検知可能なのだそう。

 

シュミット海洋研究所は、撮影したビデオのダイジェストをYoutubeで公開した。様々な深海生物が映っており、クロデメニギスは2:05あたりに登場する。

 

生きた個体を見るのは稀

 

クロデメニギスの頭部の透明ドームは非常に繊細で、網で水面に引き上げると崩れてしまう。そのため、これまでの知見のほとんどは、損傷した標本に基づくものであり、生きた個体からの情報は極めて限られていたと研究チームは言う。今回の探査で科学者たちは、生きた個体を直接観察する貴重な機会を得たことになる。

 

ちなみに、見た目はモンスターのようだが、この魚、体長は10~15センチ程で、小さなバナナくらいの大きさだそう。

 

シュミット海洋研究所の今回の探査は、地質学的な調査が本来の目的だった。地質学上の成果としては、海底の断裂帯の奥深くに、未知の熱水噴出域を2ヵ所発見したことが挙げられる。(了)

 

出典元:Daily Mail:Monster of the deep: Scientists capture the first EVER footage of a Barreleye Fish deep in the Atlantic(7/10)
出典元:Schmidt Ocean Institute:The Doldrums Fracture Zone is Anything but Dull(7/7)
出典元:yahoo! news:See the Odd-Looking Barreleye Fish in Its Natural Habitat for the First Time(7/10)

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