世界初の量産型空飛ぶクルマ、来年始めに発売

話題になっている空飛ぶクルマ、だが、実働し始めるのはまだ先……でもないようだ。ヨーロッパでは来年あたりから、タクシータイプの空飛ぶ車がビュンビュン飛び始めるかもしれない。
量産型空飛ぶ車が販売開始
スロバキアを本拠地とする空飛ぶクルマ開発企業「Klein Vision」は、先日、量産型の空飛ぶクルマの販売を2026年初頭に開始すると発表した。
そのクルマ「AirCar(エア·カー)」は、4輪と2つの翼を備えた2シーターのスポーツ·クーペで、走路で速度を上げてから離陸する。走路の長さは300m必要で、速度を124マイル/時(約199km/h)に上げてから離陸。離陸後の巡航速度は155マイル/時(約249km/h)、高度1万8000フィート(約5486m)まで上昇できるそうだ。
翼は普段折りたたまれた状態で収納されており、2分で自動的に展開する。
この投稿をInstagramで見る
推進力は、動画を見ても分かるように、車体のお尻に付いたプロペラだ。それを動かすのはガソリンエンジンだが、バッテリーに余裕があれば電動に切り替えることも可能らしい。
「Klein Vision」社は、自家用車としての利用だけでなく、Uber方式のタクシーサービスで利用されることも見据えて量産体制を整えている。
お値段は1億円超え
同社の創立者であるStefan Klein氏は、このエア·カーによって一般の人が車に人を乗せて日常的に空を飛べるようになる、と話している。
だが、それには車両価格がやや高いようだ。同社の広報によれば、エア·カーの価格は最低でも80万ドル(約1億1500万円)からになり、最高グレードの車は100万ドル(約1億4400万円)ほどとのこと。グレードが上がると、例えばエンジン馬力が280hp、320hp、340phと増す。(了)
出典元:MailOnline:World’s first mass-produced flying car will go on sale within months – for $1 MILLION(5/19)
出典元:Klein Vision