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登録者120万人の人気YouTuber、ウイグル自治区の動画公開後に消息不明か

登録者120万人の人気YouTuber、ウイグル自治区の動画公開後に消息不明か
Bappa Shota/YouTube

登録者数126万人の人気YouTuber、バッパー翔太(Bappa Shota)さん。ウイグル自治区をテーマにした動画を公開した直後から、YouTubeやSNSの更新が途絶えており、リスナーの間で、彼の安全を心配する声が広がっている。

 

最後の動画はウイグル自治区がテーマ

 

バッパー翔太さんは世界を旅しながら“未知の世界”でのリアルな体験を発信している旅系YouTuberだ。観光目線ではなく、ドキュメンタリー的な切り口の動画を公開している。

 

最後に公開されたのは、6月28日投稿のこちらの動画だ(9月13日時点)。

 

 

動画内では、「ジャパニーズYouTuberがやってきた!」と中国のSNSにあげた、“友人の友人”の元へ、中国の警察から問い合わせがあったことが話されており、「僕がウイグルに来ていることも、情報ダダ洩れなんでしょうね」と発言していた。

 

こうしたことからも「ずっと監視されている」と初めは怯える様子を見せていた。しかし、現地の人の案内を受けて大都市ウルムチでウイグル人の生活を見ていく中で、「印象は大きく変わった」と話している。

 

一方で高齢者の多い他の都市では、中国政府に対して否定的な現地人の声もあり、この違いは住んでいる場所の違いなのか、世代の違いなのかは分からないとしていた。

 

この動画は中立的な目線でまとめられており、ウイグル自治区の存在や中国政府を否定するものではない。しかし、この動画の公開後、YouTubeもその他SNSも更新が途絶えている。

 

ネット上で広がる心配の声

 

最後の動画には、彼の人となりを見てきたリスナーから「これだけ騒ぎになっていれば、本人が無事であるくらいの動画はアップするはずだと思う」「彼の性格上みんなに心配をかけたまま、ネットワークから切り離した気ままな旅をしているとは到底思えません」「他のYouTuberの方が更新止まっても、あまり気にならないですが、このチャンネルが止まると本当に心配になります」「無事ならもっと分かりやすく無事を伝えてくるはず」などのコメントが続々と投稿されている。

 

Instagramでは、時折ストーリーが投稿されるが、その投稿も本人によるものか疑う声も多い。また、不自然に片手をスタンプで隠しているように見える箇所もあり、憶測を呼んでいる。

 

Instagramの現在地が示すように、今はまだ中国国内にいるのか、それとも別の場所にいるのか。何か現状を説明できない事情があるのか、それとも自分の意志で説明をしていないのか。とにかく彼が心身ともに無事であることを祈るばかりだ。(了)

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