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「アラスカ航空」が全米で一斉に運航を停止、IT障害による影響

「アラスカ航空」が全米で一斉に運航を停止、IT障害による影響
X_Alaska Airlines

アメリカの「アラスカ航空」は10月23日、全米で旅客機の運航を全て停止した。

 

サイバー攻撃などが原因ではない

 

ワシントン州のシアトルを拠点とする「アラスカ航空」は、23日遅く、全米各地で旅客機の運航を停止する措置を取ったと明らかにした。

 

また同社が所有する地域航空会社「ホライゾン・エア」の運航も、全て欠航になったという。

 

「アラスカ航空」は、この原因について「IT障害による運航への影響」と発表しており、問題は主要データセンターの障害であり、サイバー攻撃やその他の事象によるものではない、と説明している。

 

今年2度目のIT障害

 

アメリカの連邦航空局(FAA)も、「アラスカ航空」の要請を受け、東部標準時午後7時30分頃に地上停止を発令。「アラスカ航空」は声明で、次のように述べた。

 

「IT障害は、様々な業務を遂行する上で、重要なシステムの一部に影響を与えており、機体を所定の位置に維持するために、地上停止措置を実施する必要が生じました。フライトの安全性には一切影響はありません」

 

また同航空会社は、乗客に対し、空港へ出発する前にフライトの運航状況を確認するよう呼びかけたという。

 

これは今年、「アラスカ航空」が被る2度目のIT障害で、7月にはIT障害により約3時間にわたりフライトが停止されたそうだ。

 

「アラスカ航空」は、アメリカ国内のほとんどの地域と、12カ国に就航しており、毎日約1500便を運航しているという。(了)

 

出典元:ABC News:Flights canceled after IT outage grounds Alaska Airlines grounds flights nationwide(10/24)

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