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もったいない!ルーブル美術館に飾られた紙のアート作品、来館者が歩いてビリビリに

もったいない!ルーブル美術館に飾られた紙のアート作品、来館者が歩いてビリビリに
Twitter/JR

フランスのルーブル美術館で展示されていた紙のアート作品が、来館者が歩くことでビリビリにされてしまった。

 

谷間からピラミッドが突き出す風景

 

この作品は、ルーブル美術館にある「ガラスのピラミッド」が作られ30年目を記念して制作されたもの。

 

フランス人アーティストのJames Reneさん(JR)が、400人のボランティアと一緒に、美術館中庭の地面に2000枚のシートを並べ、ピラミッドがまるで谷の中にあるような風景を作りだしたという。

 

 

その広さはなんと1万7000平方メートル。しかし先週の土曜日、開館してから数時間のうちに来館者が歩くことによって、ビリビリに破けてしまったそうだ。

 

3年前も見事な作品を手掛ける

 

これに対しある美術愛好家は「JRのアート作品は、予想したよりも儚かった」とツイート。またある人は「ルーブル・ピラミッドの30周年記念の今日、最悪の経験に失望した」と投稿した。

 

またJRさんも次のようにツイートしている。

 

「糊付けられた時、作品は生命を与えられた。太陽が軽い接着剤を乾かし、その上を人々が歩くことで、脆い紙の断片が引き裂かれてしまった。このプロジェクトは存在と非存在、現実と記憶、永久ではないことを表すものだった」

 

JRさんは3年前、このピラミッドを覆い、巨大で見事なトロンプルイユ(だまし絵)を製作したこともあるという。

 

JR

 

こちらの作品も見事だが、今回の作品も素晴らしく、JRさんも非常に残念な思いをしたに違いない。(了)

 

 

出典元:BBC:Louvre’s giant paper artwork shredded in hours by visitors’ footsteps(4/1)

出典元:The Guardian:Visitors shred artist’s huge Louvre paper artwork in one day(3/31)

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