浅草寺のおみくじ料金箱に、不吉な偽紙幣を入れた中国人が物議に

日本を訪れた中国人男性が、東京·浅草の浅草寺でおみくじを引いた。この時、地獄のお金とも言われる偽札「冥紙」(日本語では「冥銭」)を料金箱に入れたことが物議を醸している。
死者とともに火葬される偽紙幣
先月SNSで拡散された投稿者不明の動画がある。映っているのは、1人中国人男性が、おみくじの料金箱に「冥紙」を入れる様子だ。
「冥紙」はお札を模した副葬品で、本来ならば死者とともに火葬されるもの。
動画中の男性はカメラに向かって「日本のおみくじは中国人に幸運を与えてはくれない。我々中国人には、中国人の幸運というものがある」と言い、束になった「冥紙」から一枚を抜き取って料金箱に入れる。動画を撮っている友人らしき男性は、「悪魔たちを騙すんだな」と言う。
この件を報じた香港のメディアによると、中国人が「悪魔たち」と言うとき、第2次世界大戦中に中国に侵略した日本人を暗に指す場合があるそうだ。
【これはヒドイ】訪日中国人が浅草寺で冥銭(死者の霊に捧げる紙のお金)を使っておみくじを引くpic.twitter.com/bMiKUVulvx
— 保守速報 (@hoshusokuhou) November 17, 2025
中国からも批判のコメント
この男性の行為は、中国本土の人たちからも批判されているそうだ。SNS上のこんなコメントが、海外メディアに引用されている。
地獄のお金で幸運を求めるとは、この男は馬鹿だ。
いや、地獄のお金で買えるのは、地獄に落ちるという幸せだろう。
ちなみに中国では、冥紙を持ち歩くことはもちろん、家に置いておくことさえも不吉とされているのだそう。
お金を払わずにおみくじを引いた彼は規則に違反している。罰せられるべきだ。
こういう人がいるから、中国人旅行者は世界中で悪く見られるのだ。
高市首相の台湾に関する発言の後、日本と中国の緊張が高まっている。こうした背景があったため、この動画は特に注目を集めたようだ。
中国政府は自国民に日本への旅行を自粛するよう要請し、11月15日から18日にかけて、日本行きの航空便のチケットが54万3000件キャンセルされたと報じられている。(了)
出典元:SCMP:Public outrage over Chinese man placing hell money into Japanese temple donation box(11/28)
出典元:騰訊:中国男子在东京浅草寺投冥纸求签引争议 网友批:不敬又可能违法(11/18)


























