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病気で学校に行けない子供が授業に参加でき、友達とも話せるロボットが活躍

病気で学校に行けない子供が授業に参加でき、友達とも話せるロボットが活躍
YouTube/No Isolation

病気で学校へ行けない子供たちのために、授業に参加してくれるロボットがイギリスで使用されているのをご存知だろうか。

 

授業に参加し、質問に答えることも可能

 

そのロボットとは「AV1」。ネットに接続したコンピューターを通して、自宅からでも授業に参加できるロボットだ。

 

これが現在、イギリスの学校で使われており、病気で学校へ行けない子供の「耳」や「目」「手」となり、勉強に活かされているという。

 

「AV1」は学校の机に置かれ、そのカメラを通して教室の様子を見ることが可能。先生の質問に対して手を挙げたい時も、ロボットの頭を点灯させて、スピーカーを通して答えることができる。

 

またロボットのカメラも遠隔操作できるため、クラスの友達ともコミュ二ケーションがとれ、病気の子供らの孤独感を軽減してくれるとか。

 

Facebook/No Isolation

「友達から忘れられていない」

 

以前、BBCで紹介されたZoe Johnsonさん(当時16歳)も、慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)と診断され、神経や免疫システムに影響を与えながら衰弱していくため、12歳の時から学校へ行けなくなったという。

 

その後、Zoeさんはオンライン教師の指導を受け、勉強を続けることはできたのだが、友人と会う機会は充分とれず、次第に疎遠になっていたそうだ。

 

しかし昨年、「AV1」を使い学校の授業に参加。それにより、5つのテストも受けることができたとされている。

 

Zoeさんは取材に対し「これは私の暮らしを本当にわくわくさせてくれました。友達からも忘れられていない、と感じさせてくれるのです」と語っている。

 

YouTube/No Isolation
YouTube/No Isolation

少年がロボットを通してエスコート・キッズに

 

この「AV1」を作ったのはノルウェーのオスロを拠点にしたスタートアップの「No Isolation」。

 

彼らによれば、このロボットは病気の子供やお年寄りが、教師や家族、友人らと交わることを手助けするもので、孤独や寂しさの悩みと戦うためのものだと語っている。

 

そして「AV1」は昨年4月、イングランド・プレミアリーグ「エバートン」のサッカー選手とともに試合前にピッチに立ち、難病を患ったジャック・マクリンデン君(当時14歳)が世界で初めてロボットを通したエスコート・キッズを務めたという。

 

 

ただし現在「AV1」は、外にいる友達が家にいる病気の子供の顔を見ることはできず、スピーカーを通して声を聴くことしかできない。

 

そのため他の同様のロボットでは、双方向のビデオを特徴にしているものもあるという。

 

これまで孤独と戦ってきた人々が、このようなロボットによって多様なコミュ二ケーションが取れるようになるのを願う。(了)

 

 

出典元:BBC:‘My robot makes me feel like I haven’t been forgotten’(2018/8/31)

出典元:AFP:難病を抱えるエバートンファンの少年、世界初のロボット・マスコットとして試合に登場(2018/4/24)

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