困っているアメリカ人はマクドナルドへ!米大使館が企業と組み支援を開始
アメリカ大使館がマクドナルドと手を組み、困ったアメリカ人を支援するユニークな取り組みを始めた。
警察を呼んで欲しい場合も対応
その支援が行われる国は、オーストリア。同国にあるアメリカ大使館は先日、マクドナルドと署名を交わし、同国内で困っているアメリカ人を支援することに同意した。
アメリカ大使館によれば、例えばパスポートを紛失したり、盗まれたりした場合、オーストリアにある194店舗のマクドナルドへ行けば、支援が受けられるという。
また他にも、事件に巻き込まれて警察を呼んで欲しい場合や、事故や病気などで緊急を要する場合もお願いできるそうだ。
そして要請された側のマクドナルドのスタッフは、困っている人を支援し、アメリカ大使館へも連絡してくれるとか。
大使からの要請があり、その後合意
これについてアメリカ大使館は「アメリカ人が必要な時に連絡をするため、あらゆる選択肢を確実に行えるようにしているのです」とコメント。
またマクドナルド側によれば、今回のことはオーストリアにいるTrevor Traina米大使の要請があり、その考えに合意した結果だという。
実際に先週、Traina大使と、オーストリア・マクドナルドのマネージング・ディレクターであるIsabelle Kuster氏が、合意文書に署名したそうだ。
Info from the Consular Section: New partnership with McDonald's Austria to help U.S. citizens in need – Ambassador…
しかしオーストリアのマクドナルド側は、単にアメリカ人だけでなく、助けを必要としているどんな人にも支援していくつもりだとか。
Traina大使は以前テクノロジー会社を所有し、昨年トランプ大統領に任命されて現在のポストについたという。
そしてトランプ大統領といえば、ハンバーガーやフライドポテトが大好きなことでも知られている。(了)
出典元:BBC:McDonald’s in Austria offers hotline to embassy(5/15)
出典元:CBS:If you lose your passport in Austria, head for McDonald’s Golden Arches(5/15)