子供が水切りした石がフラミンゴの足を折り、不運な鳥が死ぬ運命に
動物園の人工池で少年が石を投げて水切りさせたところ、水面を飛び跳ねた石がフラミンゴの細い足に命中。
骨が折れて立てなくなったフラミンゴは、安楽死させられることになった。
水切りの石が命中
これは米国イリノイ州ブルーミントン市の動物園「Miller Park Zoo」で、今月20日に起こった出来事。
動物園の入場口付近にあるフラミンゴの池で、一人の少年が鳥の群れに向かって石を水切りさせた。その石が群れまで到達し、運悪く一羽の足に命中してしまった。
Good luck to all the Special Olympians this weekend! Reminder that all participants and families get in for the group rate of $4.50 all weekend.
「Miller Park Zoo」のディレクターであるJay Tetzloff氏は、海外ニュースメディアにこう話している。
一人の若年のゲストが、今週の月曜日、(フラミンゴの)群れに向けて石の水切りをし、偶然にも鳥を怪我させてしまいました。
残念なことですが、その鳥を安楽死させてやるのが最善の処置でしょう。それが我々のスタッフの結論です。
Another beautiful day for the Zoo! Open 9:30-5.
石を投げた少年は「男子生徒(schoolboy)」と報じられているが、名前や年齢は明かされていない。
動物園は現在、少年の家族との話し合いを進めているとのこと。その具体的な内容は不明だが、「今回のことが少年にとって良い勉強になるように」と動物園側は言っている。
来園者を歓迎するフラミンゴ
今回安楽死させられる1羽を含め、「Miller Park Zoo」には25羽のオオフラミンゴがいる。これはフラミンゴの中で最も大きな種で、羽毛は白色に近いピンク色。
同園がフラミンゴの飼育・展示を始めたのは2016年のことだ。そのための費用は15万ドル(約1600万円)かかった。単純に計算すると1羽あたり64万円になる。
フラミンゴがいる池は、来園者を歓迎するという目的で、最も人目につく入場口付近に配置されている。今後はこの配置を変更すべきだ、という意見も園内にはあったらしい。
だが、ディレクターのTetzloff氏は今回のことを「全くの不幸な偶然」と捉え、配置を変更する予定はないという。(了)
出典元:Metro:Flamingo at zoo had to be put down after schoolboy hurled rock at it(5/22)
出典元:Pantagraph:Miller Park Zoo euthanizes flamingo struck by rock(5/22)