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トランプ支持者がハトの頭に、「MAGA」の帽子を接着剤で付ける

トランプ支持者がハトの頭に、「MAGA」の帽子を接着剤で付ける
Facebook/Pigeons United to Interfere Now

アメリカのラスベガスで、トランプ大統領を支持するグループが、ハトの頭に帽子を載せて放ったとして、議論を呼んでいる。

 

トランプ大統領の髪型のウィッグも

 

そのグループとは自ら「Pigeons United To Interfere Now(P.U.T.I.N.)」と名乗っており、2月20日に帽子を頭に載せたハトを放ったと発表した。

 

放たれたハトは全部で25羽。そのうち24羽には「Make America Great Again(MAGA)」の赤い帽子が取り付けられ、残りの1羽にはトランプ大統領の髪型に似たウィッグが装着されたという。

 

「P.U.T.I.N.」によれば、ハトの頭に帽子を付ける取り組みは、トランプ大統領への忠誠や支援を示すものとして行われ、同時に民主党の予備選候補者の到着に抗議する意味合いもあるという。

 

また帽子はつけまつ毛の接着剤でハトの頭に取り付けられており、多くのハトは戻ってくるため、心配はないと主張しているようだ。

 

Facebook/Pigeons United to Interfere Now
Facebook/Pigeons United to Interfere Now

以前も多くの人が面白がっていた

 

しかしラスベガスでハトを救助してきた団体「Lofty Hopes」のMariah Hillmanさんは、このような行いは「動物虐待」だと非難している。

 

実はこのサイトでも以前取り上げたが、昨年もこの付近ではカウボーイハットをかぶらされたハトが目撃されていた。

 

しかし当時、警察は特に調べることもなく、多くの人々も面白がっていたため、今回もこのように選挙に利用されてしまったらしい。

 

Hillmanさんらは実際、巣に戻るようトレーニングされたレース用のハトや、結婚式で放されたハトの多くを救助してきており、今回のことについても次のように述べている。

 

「どの種類の接着剤を使っているのかは、重要ではありません。それはハトの視界を損ない、実際に残酷です。ハトたちが巣に戻るという保証があるわけでもありません。なぜならこれが起きる前にも、殺されたり、ケガを負わせられたりすることがあるからです」

 

野生動物にこのようないたずらをすることは、ゆくゆくは虐待にも繋がりかねない。また逆に選挙では不利に働くのではないだろうか。(了)

 

 

出典元:NBC:Pigeons with ‘Make America Great Again’ hats glued to their heads released in Las Vegas(2/21)

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