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オレゴン州で武装警察への抗議活動に退役軍人も参加、デモ隊を守り「壁」を作る

オレゴン州で武装警察への抗議活動に退役軍人も参加、デモ隊を守り「壁」を作る
Twitter/Mike Baker

警察への抗議活動が続くアメリカのオレゴン州で、ついにデモに退役軍人らが加わることになった。

 

デモ隊のために「壁」を作る

 

トランプ大統領は、ポートランドで起きている「Black Lives Matter」のデモを鎮圧するために、連邦の武装警察を派遣した。

 

しかし武装警察は、デモ参加者を1人ずつ連れ去っては尋問を行ったため、多くの市民がその行為を「誘拐」だとして非難してきた。

 

そして先日、この武装警察の行為に異議を唱え、デモ参加者を守るため、母親たちが立ち上がり、抗議の声を上げた。

 

さらに7月24日には、退役軍人らもデモに参加。参加者を守るため、彼らの前に並び「壁」を作ったという。

 

「憲法の自由を奪う権利はない」

 

退役軍人らは連邦裁判所の前で、手を後ろに組んで並び、整列し続けたそうだ。

 

また彼らは「BLMのための退役(傷痍)軍人」や「私はアメリカの愛国者だ。連邦兵士は彼らの施設を守っている。しかしこのことは、私たちから憲法の自由を奪う権利を与えているわけではない」と書かれたプラカードを掲げていたという。

 

また先週の始めには、このデモにポートランドのTed Wheeler市長も参加。しかし警察は市長がいるにも関わらず、催涙弾を発射し、デモ隊を解散させようとしたそうだ。

 

この時、Wheeler市長は「部隊(武装警察)が著しく権限を越えている」と非難。しかしトランプ大統領は、Wheeler市長を「自分から馬鹿なことをした」と語り、連邦警察の仕事ぶりに対して「よくやった」と褒め称えたという。

 

またトランプ大統領はこの時、デモ参加者を、連邦裁判所を破壊しようとする「アナーキストの放火犯」と呼んだとされている。(了)

 

 

出典元:NYPost:New ‘wall’ of military veterans protects Portland protesters(7/25)

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