ヨーロッパで新型コロナが再び拡大か、ドイツやスペインでも新規感染者が増加
ヨーロッパで再び新型コロナウイルスが猛威を奮う兆しがあるとして、世界保健機関(WHO)が警戒を呼びかけている。
WHO「ガードが下がっている」
現在、ヨーロッパ各国は、新型コロナの感染拡大を防ぐため、旅行の制限やソーシャルディスタンスの維持、マスク着用を呼び掛けるなどの手段を講じている。
しかしながらWHOは、この地域における新型コロナの新規感染者が増えているとして、人々の感染対策の「ガードが下がっている」と警告した。
実際、ドイツやスペインでは4月以来、感染率が最も高くなり、また新規感染者も急激に増えているという。
独、スペイン、伊、仏でも感染者が増加
ドイツでは8月20日までの24時間に、新型コロナの新規感染者が1707人を記録。4月以来、1日の感染者数としては最も多い人数となった。
そして現在までに、合計22万8261人が新型コロナに感染し、関連死も合計で9253人となっている。
スペインでも先日、過去24時間で3715人の新規感染者を確認。127人が新たに死亡した。
イタリアも8月19日には、新規感染者が642人にのぼり、やはり5月以来の急激な感染者数の伸びを示している。現在までに合計で25万5278人が新型コロナに感染し、3万5412人が亡くなっている。
さらにフランスの保健省も8月19日には、新規感染者が3776人に達したと報告。直近5日間で、感染者が3000人を超えたのが3回目になったという。フランスもこれまでに、3万434人が新型コロナで死亡している。(了)
出典元:CNBC:Germany, Spain record highest daily coronavirus infection rate since April as cases surge across Europe(8/20)