床に横たわり眠る…米連邦議会を守り続ける州兵たちの姿が話題に
アメリカで連邦議会乱入事件から1週間、いまだに議事堂を守り続ける州兵たちの姿が注目を集めている。
現在も警備している州兵たち
1月6日、トランプ大統領の支持者がワシントンD.C.にある連邦議会に乱入した後、議事堂を守るため数千人の州兵が派遣された。
そして議事堂の周りにはフェンスが高い建てられ、今も州兵らが議事堂を警護しているという。
しかも州兵らは議事堂の床に座って休憩をとり、または横たわって眠っているそうだ。そんな彼らの写真がSNSに投稿され、注目を集めている。
大統領就任式ではさらに増強
1月13日には、乱入事件を扇動したとしてトランプ大統領の弾劾訴追の投票が下院で行われたが、その際も州兵が増派されたという。
また今週の土曜日までには、1万人の州兵が議事堂に派遣される予定で、1月20日に行われるジョー・バイデン氏の大統領就任式では、さらにその倍の州兵が警備にあたるそうだ。
議会乱入事件では、警護していた警察官の装備不足が指摘されていたが、1月12日には米国防省が警備にあたる人々に対し、「致命傷を与えられる武器」や「防護具」を装備する許可を与えたという。
しかし1月20日の大統領就任式では、さらなる暴力が繰り広げられる可能性があるとも言われており、FBIも武装デモや社会不安が起こりえると警告している。(了)
出典元:BBC:In pictures: Troops guard US Capitol, one week after riots(1/13)