台湾で新型コロナの陽性者が、レストランやバーを利用していたと判明
台湾で新型コロナウイルスに感染した人物が、さまざまな場所を訪れていたことが分かり、現在も調査が行われている。
パイロットとホテルの契約社員が陽性
台湾の中央疫病管理センター(CECC)の責任者である陳時中氏は5月4日、記者会見において、台北市と新北市で確認された2人の新型コロナの陽性者の行動について明らかにした。
2人の陽性者のうち1人は、30代の台湾人男性(症例番号1153)で中華航空のパイロットをしており、もう1人は40代の男性(症例番号1145)で、約1カ月間「ノボテル台北桃園国際空港ホテル」で契約社員として働いていたという。
予備的な調査の結果、契約社員の男性は4月26日の午後9時頃から12時30分まで新北市にある「皇爵飲料店」を訪れていたそうだ。
翌日、その男性は同じ地区にある「吉野烤肉飯」を訪れて食事をし、さらにもう一度「皇爵飲料店」へ行き、午後9時30分から午後10時40分まで過ごしたという。
スポーツバーを訪れる
一方、パイロットの男性は、4月29日の早い時間に台北市の松山区にある「飛鏢運動酒吧」と呼ばれるスポーツバーを訪れ、さらに午後6時30分から午後8時まで松山区の「海真私房菜民生店」と呼ばれるレストランで食事をしていたそうだ。
このニュースが流れると「海真私房菜民生店」は消毒のために、5月4日まで休業すると発表。
「飛鏢運動酒吧」は同日、CECCが発表した症例番号No.1136の移動リストを掲載し、センターが言及した場所に行ったことのある人に、健康状態を監視し、何か症状があれば関連当局に連絡するよう呼びかけたという。(了)
出典元:Taiwan News:COVID-positive pilot visited sports bar, restaurant in Taipei(5/4)