米でポケモンカードなどが高騰、銃を使った事件まで起き、店頭販売を中止
アメリカの小売り大手「Target」は、ポケモンカードなどの店頭での販売を中止した。
店頭での販売を中止
「Target」は全米で1900以上の店舗を抱えているが、以前からポケモンやスポーツのトレーディングカードを店頭で販売していたという。
しかし先日、ウイスコンシン州の店舗で、トレーディングカードを巡り争いが起き、男性が銃を引き抜く事件が起きた。
この出来事により、「Target」は安全への懸念が高まったとして、店頭での販売を一時的に中止にしたそうだ。
4人の男が襲撃する事件
その事件が起きたのは5月7日、場所はウィスコンシン州の街、Brookfieldにある店舗の駐車場とされている。
当時、23歳から35歳までの4人組の男らが、スポーツトレーディングカードを持っていた男性を襲撃。暴行を加えられた男性はライセンスを持っていたため、その場で銃を引き抜いたという。
もっとも銃は発射されず、4人の男は逃走し、その後逮捕された。
4400万円で取引された例も
新型コロナウイルスのパンデミックの間に、このトレーディングカードは人気となり、特にポケモンのカードの価値は高騰したそうだ。
実際に3月にはポケモンの、「チャリザード」と呼ばれるポケモンのカードが、約40万ドル(約4400万円)で落札されたとか。
またオークションサイトの「eBay」によると、アメリカでのポケモンカードの売上は、2019年から20年にかけて574%も急増し、サッカーカードの取引は1586%の伸びを示したという。(了)
出典元:BBC:Pokémon card sales at major US retailer halted over security fears(5/15)