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友人を橋の上から突き落としたティーンエイジャー、「禁固2日」を言い渡される

友人を橋の上から突き落としたティーンエイジャー、「禁固2日」を言い渡される
PicturesFoIder/X

当時16歳のジョーダン・ホルガーソンさんは、ワシントン州のモールトン・フォールズ・リージョナル・パークで、橋の上から川に突き落とされてケガを負った。

 

その時の動画がこちらだ。

 

 

犯人は当時18歳の“友人”。裁判で、言い渡された刑は「禁固2日」だった。この出来事は2018年8月7日のことだが、2月1日に360万人のフォロワーがいる上記のアカウントが動画を投稿したことで、再び注目を集めている。なぜ犯人は、「禁固2日」となったのだろうか。

 

その場を立ち去った犯人

 

水着姿で橋に立ったホルガーソンさんが、カウントダウンで飛び込めず、ためらっている姿から動画は始まっている。そんな彼女の肩を突き飛ばしたのは、友人のテイラー・スミスさん(当時18歳)。ホルガーソンさんの親友の1人だった。

 

さらに、スミスさんは落下したホルガーソンさんの無事を確かめることなく、その場から立ち去ったのだ。

 

3階建て相当の高さから肩を押され、腹から着水したホルガーソンさん。肺に穴が開き、肋骨6本を骨折するケガを負った。さらには不安発作と不眠症を経験したと、裁判で明らかになっている。

 

犯人である“友人”に下された判決

 

テイラー・スミスさんは、友人を橋から突き落としてケガをさせた罪を認める代わりに、電子機器を装着して行動を監視された状態での60日間の自宅軟禁、30日間のコミュニティサービス活動への参加、30日間の社会奉仕という司法取引に応じていた。

 

これに異議を唱えたのが、ホルガーソンさんの母親ジェネルさんだ。判事に対して、「娘が病院のベッドで過ごしたのと同じぐらい、スミスを刑務所に送ってほしい」と訴え、3日間の入院期間中病院のベッドの上にいた時間=48時間を刑務所で過ごすことになったのだ。そのほかに、38日間のコミュニティサービス活動、300ドルの罰金などが言い渡された。

 

▼裁判の様子を報じたニュース

 

2人のその後は?

 

判決が下される前、スミスさんは「彼女に押してと頼まれた」とテレビのインタビューで答えていたが、後日ホルガーソンさんは否定した。

 

▼ホルガーソンさんのインタビュー動画

 

 

この動画の中で、「1年半ほどの付き合いだったが、もうこれで終わりだ」とも話している。

 

判決には、「最低でも2年はホルガーソンさんに連絡をしないこと」という一文もふくまれていた。すでにその2年は経過しており、2人の近況については不明となっているが、おそらく元通りの関係に戻れてはいないだろう。

 

被害者と加害者となった元友人たちを巡るこの事件は、当時も今も大きな注目を集めている。(了)

 

参考:ABC News「Teen who admitted to shoving her friend off Washington bridge will spend 2 days in jail and serve 38 days on a work crew」(2019/3/28)

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