タリバンの謎の部隊が出現、白い装束を着て街を行進
アフガニスタン南部で、白い装束に身を包んだタリバンの戦闘員が街を行進し、その様子が撮影された。
南部の街に白装束の部隊が出現
その映像は先週ネットに投稿されており、撮影された場所はアフガニスタン南部のサブール州の町、 Qalatと考えられている。
そこには白い装束と黒い防弾チョッキを身に着け、アサルトライフルを手にしたタリバンの戦闘員が2列になって、通りを歩いていく様子が写っていた。
しかし、これがタリバンのどのような部隊なのかは、分かっていない。あるツイッターでは、この行進はタリバンの独立記念イベントのためのものだと主張している。(白い装束はイベントのための服装なのか?)
Special Taliban contingent
Slogans of Allah Akbar during a parade in Kalat, the capital of Zabul pic.twitter.com/cHSQxT2gnc— Afghanistan 24/7 (@AfghanUpdates) August 19, 2021
VIDEO from the Taliban-organized Independence Day event in Qalat, Zabul. #Afghanistan pic.twitter.com/idfQ4NyKTa
— FJ (@Natsecjeff) August 19, 2021
Taliban militants held their own Afghan Independence Day march in Qalat city, capital of Zabul. Images posted by pro-TB accounts. #Afghanistan pic.twitter.com/z7DCqTbzZS
— FJ (@Natsecjeff) August 19, 2021
タリバンがシーア派の住民も殺害か
タリバンは首都・カブールを制圧してから、前政権に仕えた人物にも「復讐はしない」と語り、女性に対しても寛容な政策を行うとアピールした。
しかしアムネスティ・インターナショナルによれば、7月4日から6日にかけて、ガズニ州のMundarakhtという村で、タリバンの戦闘員がハザラ族の男性9人を殺害しているのを目撃したとの証言があるという。
ハザラ族とはシーア派のイスラム教徒で、以前はタリバンに迫害されていたが、近年は教育や社会的地位の向上に大きく貢献してきたそうだ。
また「国境なき記者団」によれば、ドイツ・メディア「ドイチェ・ヴェレ」で働いていたアフガニスタン人のジャーナリストの家族も、タリバン兵に殺害されたという。
さらにタリバン兵が、前政権に仕えていた人物のリストを手に入れ、それぞれの家を回って、捕まえているとも伝えられている。(了)
出典元:METRO:Taliban death squads ‘dragging people from homes and executing them’(8/21)
出典元:REUTERS:Cowering in the bathroom: Some Afghans dread the Taliban knock at the door(8/21)