【シンガポール】ブースター接種を受けていた2人が「オミクロン株」に感染
シンガポールにおいて、2人が新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」で陽性になったことが明らかにされた。
1人は無症状、もう1人は軽症
シンガポールの保健省は12月9日、チャンギ国際空港での予備検査において、2人が「オミクロン株」で陽性になったと発表した。
そのうち1人は空港職員とみられ、もう1人は海外からの渡航客とみられている。
しかし2人とも新型コロナワクチンのブースター接種まで受けており、1人は無症状、もう1人は軽症だという。
24歳の女性、旅客サービススタッフ
陽性が判明した空港職員は、24歳のシンガポール人の女性で、チャンギ空港の第1および第3ターミナルで旅客サービススタッフとして働いていたそうだ。
保健省によれば、彼女は空港内のトランジットエリア(空港内の乗り継ぎフロア)でも勤務しており、「オミクロン株」が確認された国からの乗り継ぎ客と接していた可能性があるという。
ただし、以前「オミクロン株」に感染した3人の渡航客が確認された、空港の第4ターミナルでは、彼女は働いていなかったとか。
この女性は12月8日に、週1回の定期検査を受け、その結果「オミクロン株」の陽性が確認された。
2人目はシンガポールの検査で陰性
もう1人の感染者は、12月6日に帰国した永住権保持者の女性(46)で、彼女はワクチンを接種した人が利用するドイツからの便に乗っていたという。
彼女は12月4日にフランスを出国する時や、12月6日にシンガポールで行ったPCR検査では新型コロナは陰性だったそうだ。
しかし1日後に鼻水が出てきたため、医療機関を受診。12月8日の検査で新型コロナ陽性となり、翌日には「オミクロン株」の兆候が確認された。
現在、この2人の接触者の追跡調査が行われており、保健省によると、密接な接触者はすべて指定された施設で10日間隔離され、検査を受けることになっているという。(了)
出典元:The STRAITS TIMES:Changi Airport employee among 2 new cases who test preliminarily positive for Omicron(12/10)