ブースター接種を急ぐイギリス、カレー店でもワクチン接種が可能に
海外では薬局などでワクチン接種を受けることができると言われているが、イギリスではカレー店でも接種が可能となった。
アジア料理店チェーンで接種が受けられる
ワクチン接種が受けられるのは、イギリスにあるアジア料理店チェーンの「MyLahore」の、ブラッドフォード店だ。(この店ではカレーの他に肉料理やハンバーガー、パスタなども販売している)
もっともこの店の従業員がワクチンを接種するわけではない。この店に、国民保健サービス(NHS)の臨時サイトが設置され、医療専門家も配置されたのだ。
このためレストランを訪れた人が、気軽にブースター接種も受けられるようになっているという。
A great evening today partnering with @NHSBfdCraven pic.twitter.com/VF7raae75p
— MyLahore (@mylahore) December 23, 2021
他の施設にも一時的な接種会場を設置
イギリスでは現在、新型コロナの「オミクロン株」への感染が拡大しており、国民にはブースター接種を打つよう呼びかけられている。
政府も積極的にブースター接種が進むよう、このような一時的な接種サイトを設けたという。
実際、一時的な接種サイトは「MyLahore」の店舗だけでなく、クリスマスマーケットや競馬場、消防署、さらには蒸気機関車博物館などにも設置され、ワクチン接種の推進に一役買っているそうだ。
「素晴らしい取り組み」
「MyLahore」のIshfaq Farooq氏は次のように語っている。
「NHSと並んで、私たち全員がオミクロン株から人々を守るために果たすべき役割を担っています。今、ワクチン接種を受ける準備ができているあらゆる地域の人々に、家族の安全を守るために、新型コロナのワクチン接種を受けていただくようお願いします」
また政府のワクチン担当大臣であるMaggie Throup氏も、次のように語っている。
「これはMyLahoreレストランのチームによる素晴らしい取り組みであり、ブラッドフォードや全国の人々が、新年に間に合うよう、対象者全員にワクチンを接種するという国家ミッションのために、力を合わせたコミュニティ精神を証明するものです」
その上でThroup氏は、「オミクロン株」から家族を守るために、あらためて人々にブースター接種を受けるよう促した。(了)
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出典元:METRO:‘Get a booster with a bhaji’ as curry house becomes first restaurant to offer jabs(12/23)