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大規模停電に水不足のベネズエラ、今度は水道から石油のような黒い液体が噴出

大規模停電に水不足のベネズエラ、今度は水道から石油のような黒い液体が噴出
Twitter/Heberlizeth González

大規模な停電に陥っている南米のベネズエラで、今度は水道から真っ黒な液体が流れ出る事態となった。

 

ツイッターには複数の動画が

 

黒い液体が確認されたのは、北部カラボボ州の街、サンディエゴとされている。

 

この街の住人で、地元のジャーナリストであるHeberlizeth Gonzálezさんは、水道から石油のような真っ黒な液体が出ているのを目撃。

 

その様子を撮影し、動画をツイッターに投稿した。すると多くの反響が寄せられ、同様の動画を投稿する人も現れた。

 

数カ月も水の供給不足に苦しむ

 

Gonzálezさんによれば、街は数カ月にも渡って、断続的に水の供給不足で苦しんできたという。

 

そして事態は1週間に及ぶ大規模停電によって、さらに悪化したとしている。

 

もっとも水の供給は今週の水曜日(現地時間)には再開されたそうだが、それでも地元住民は蛇口から出る水を飲むことはできなかったそうだ。

 

Gonzálezさんはツイッターで次のように語っている。

 

「サンディエゴにおける水不足の状況は恐ろしい。他にもValenciaやLos Coolosといったエリアのように、2カ月以上も水道サービスがない状態で過ごしている地区もあるのです」

 

下水から水を汲み上げる人々の姿も

 

ベネズエラは現在、発電施設における事故により、大規模な停電が発生。国の多くの地域が夜には闇に包まれ、電話やインターネットのサービスも制限されたという。(現在停電は解消されたとの報道もある)

 

また地下鉄などの交通機関がストップし、病院では患者が治療を受けられない状況に。さらに水道の供給も滞ったため、人々が下水管や排水溝、川などから水を汲む様子も目撃された。

 

 

この大規模停電について、マドゥーロ政権側は先日、暫定大統領就任を宣言したフアン・グアイド国民会議議長に責任があるとして追求。検事総長が、電力系統を妨害した容疑で同氏への捜査に乗り出すよう、指示したそうだ。

 

そして今回の黒い液体についての報告も、この捜査発表の後に広まったとされている。(了)

 

 

出典元:MailOnline:Now Venezuela’s water turns BLACK: Horrified residents wake up to find their taps ‘running with oil’ after week-long power blackout heavily restricted the supply(3/13)

出典元:THE Sun:TAPSOLUTE DISASTER Venezuela’s water turns BLACK with horrified residents waking up to find their taps ‘running with oil’ during deadly six-day blackout(3/14)

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