ガラパゴス諸島の島で火山が噴火、ガスと灰の雲が太平洋上に広がる
エクアドルのガラパゴス諸島で、最も高い山が噴火し、噴煙などが太平洋上に広がっている。
イサベラ島にある火山が噴火
その山とは、ガラパゴス諸島最大のイサベラ島にある、標高1701m(1707mとの報道も)のウルフ火山だ。
エクアドル地球物理学研究所によれば、この火山は1月5日の真夜中前(現地時間、6日との報道も)に噴火が始まり、溶岩が山肌から噴出したという。
またガスと灰の雲は、海抜3793メートルまで上昇、太平洋上に広がっているそうだ。
住民には直ちに危険はない
イサベラ島の対岸には人口が密集しているエリアがあるが、ただちに住民に危険は及ばないという。
ただし、国立公園の警備員や、火山の斜面に生息するピンクイグアナのフィールドワークをしている科学者を含む8人が、噴火エリアから避難したそうだ。
またAFPによれば、現地の自然保護官と科学者のチームは7日、噴火によるピンクイグアナへの影響はないことを確認したという。
ウルフ火山はガラパゴス諸島にある数多くの活火山の1つとされ、2015年にも噴火している。その際も、野生動物への影響はなかったそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Galápagos islands volcano erupts spewing lava and clouds of ash(1/7)
出典元:AFP:ガラパゴス諸島で火山噴火 希少イグアナ生息の島(1/8)