初対面の男性とデート中にコロナのロックダウン発令、1週間同棲するハメに【中国】
まるで恋愛ドラマ。現実にこんなことがあるのだ。
ある中国人女性が、運命のイタズラともいえる稀な体験をSNSで明かし、海外メディアが面白がって取り上げている。
デート中、突然のロックダウン発令
王(Wang)さんというその女性(上の写真)は、デートの最中に街全体がロックダウンになり、相手男性の家に1週間泊まり続けることになってしまった。
デートといっても相手は親しい彼氏ではなく、まったく初対面の男性。中国ではカジュアルなお見合いが今もよく行われているようで、王さんも、親が段取りした未知のお見合い相手10人と、効率良く連続でデートしていたそう。運悪く(あるいは運良く)ロックダウンに巻き込まれた彼は、その5人目だった。
彼は料理の腕が自慢らしく、王さんを自宅に招いて手料理をご馳走した。ところがその日、街に新型コロナの感染者が出たらしく、政府が突然ロックダウンを発令したという。
そうなると、当然だが都市間の移動は禁止だ。王さんは、今回の一連のお見合いのために鄭州(ていしゅう)市まで足を運んでいたので、自宅には戻れなくなった。それに、中国のロックダウンは桁外れに厳しい。外出が当局に見つかれば、逮捕されるようなこともある。
こういうわけで彼の家から出られなくなった王さんは、1週間そこで過ごし、彼の様子を撮影してSNSに投稿した。オリジナルの投稿は、彼に迷惑がかかるかもしれないという理由で削除されたようだが、動画のコピーやスクリーンショットなどがすでにネット上に出回っている。
マネキンのように無口な彼
動画に映った部屋の感じからして、おそらく彼は一人暮らし。となると、どうしても気になることがある。
同居中、2人の間に何かあったのではないか?
王さんが言うには、「彼は木のマネキン人形のように無口」で、「喜んで食事を作ってくれたのはとても良かったけど、特に美味しくはなかった」。早い話、それほど魅力的な相手ではなかったらしい。恋愛ドラマのような状況はシリアスには盛り上がらず、コメディ落ちになったようだ。(了)
出典元:Mirror:Woman stuck for a week at her blind date’s home after city plunged into lockdown(1/13)
出典元:BBC:Covid-19: Chinese woman stuck in lockdown with blind date(1/13)