ウクライナのオデッサで動物園を再開、ロシア軍の侵攻以来初めて
ウクライナ南部にある都市・オデッサで動物園が再開され、多くの人々が訪れたという。
日常生活を取り戻そうとしている
ロシア軍は、オデッサから北東85マイル(約136km)にある街、ミコライフに停滞しており、この港町ではここ数週間、ロシア軍の砲撃から免れているという。
これによりオデッサでは、人々が日常生活を取り戻そうとしており、商店は再開され、人々は街に繰り出しているそうだ。
そして3月26日には、オデッサにある動物園が、ロシア軍侵攻以来、初めて再開された。
家族連れが集まり、長蛇の列
再び開園したことで、動物園には多くの家族連れが集まり、動物たちを見ようと長い列が作られたという。
無論、ウクライナが戦時下であることは変わらず、隣の都市はロシア軍の砲撃が繰り返されている。
しかしオデッサの子供たちは、ほんの数時間だけ、トラやゾウを見学し、ヤギに餌をやることができたそうだ。
避難中に残されたペットも収容
CBS Newsによると、実はこの動物園には、ロシア軍の侵攻初期、街の住民が逃げ出した際に取り残された約400匹のペットも収容されているという。
A zoo in Odessa, Ukraine, has become an animal shelter as millions of people fleeing the Russian invasion left their pets behind. More than 400 animals have been taken in by the zoo since the war began, the zoo director said. pic.twitter.com/DaH7pmJxxT
— CBS News (@CBSNews) March 18, 2022
また動物園が閉鎖されている間、世界中の人々がチケットをオンラインで購入し、動物の餌や従業員の給与のための資金を確保してくれたそうだ。
またミコライフの閉鎖された動物園でも、同様のチケット購入キャンペーンが行われており、4000頭以上の動物が飼育されているという。
しかしミコライフの動物園には、侵略開始以来、ロシア軍のミサイルが何発も施設を直撃しているそうだ。(了)
出典元:NYPost:Odessa Zoo in Ukraine opens to visitors for first time since Russian invasion(3/26)