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クリミア半島のロシア黒海艦隊司令部で爆発、ウクライナ軍のドローン攻撃か【複数動画】

クリミア半島のロシア黒海艦隊司令部で爆発、ウクライナ軍のドローン攻撃か【複数動画】
Twitter/Rob Lee

ウクライナ南部にあるクリミア半島で、ロシア黒海艦隊の司令部が攻撃を受けたと報じられている。

 

セバストポリにある黒海艦隊司令部

 

現在、ロシアの支配下にあるクリミア半島南西部の都市、セバストポリには、ロシア黒海艦隊の司令部が置かれている。

 

しかし8月20日の朝(現地時間)、その司令部で爆発が起き、黒い煙が上がる様子が確認された。

 

これはドローンによる攻撃とされ、Mikhail Razvozhaev知事によると、無人機が上空で撃墜されたのち、黒海艦隊司令部の屋根に飛び込んだという。この攻撃による死傷者は出ていない模様だ。

 

ネットにも爆発の瞬間や、司令部から黒い煙が出ている動画が投稿されている。

 

「防空システムは昼休みだったのか?」

 

この攻撃により、セバストポリにいる住民には、屋内に留まるよう指示が出されたという。

 

Razvozhaev知事はテレグラムにおいて、この攻撃について報告しているが、住民の中には「世界で最も洗練されていると考えられていた防空網を、どうやってドローンがすり抜けたのか」と尋ねる人もいたそうだ。

 

また「防空システムは昼休みだったのか?」や「いつになったら都市を閉鎖するのか?」という質問も寄せられたという。

 

さらに、今回の攻撃が「(クリミア半島にいる)親ウクライナのパルチザンの仕業ではないか?」との指摘もあったそうだ。

 

一方、ウクライナ側は今回の攻撃についても、コメントをしていない。

 

米政府が無人偵察機も提供

 

アメリカ政府は8月19日、7億7500万ドル(約1000億円)にのぼる、ウクライナへの追加支援パッケージを発表した。

 

今回の追加支援では、対地雷装甲車や対装甲弾、榴弾砲、高機動ロケット砲システム「HIMARS」の弾薬なども含まれていたが、「スキャンイーグル」と呼ばれる無人偵察機も加わった。

 

アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は「これらの能力は、戦場で最も大きな違いを生み出し、交渉の席でウクライナの立場を強化するために慎重に調整されている」と述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Ukraine launches fresh strike on Russia’s Black Sea fleet headquarters(8/20)

出典元」The Guardian:Crimea’s civilians sound alarm after Ukrainian drone hits Russian fleet HQ(8/20)

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