今度はスペイン!環境活動家がエジプトのミイラの展示に液体をかける
さまざまな場所で環境活動家らが抗議活動を行ってきたが、再びスペインで展示物に液体がかけられる出来事が起きた。
「ファラオのミイラ」をターゲット
この出来事が起きたのは11月13日、場所はスペインのバルセロナにある「エジプト博物館」だ。
環境活動団体「Extinction Rebellion(絶滅への反逆)」に所属する「Futuro Vegetal(野菜の未来)」の活動家の2人は、その日博物館に展示されていた「ファラオのミイラ」をターゲットにしたという。
彼らは「ミイラ」の入った透明な展示ケースや写真立てなどに、油と血を模したジュースのような液体をかけ、手を壁に接着。「私たちは気候の崩壊を経験している。政治家はこの気候の非常事態から、私たちを救ってはくれません。私たちは行動しなければならない」と呼び掛けた。
このミイラはレプリカで、液体もシロップとジュースを混ぜたものだったため、博物館側に大きな損害はなかったようだ。
Es el momento en el que dos activistas de Futuro Vegetal arrojaban un líquido sobre la vitrina de la réplica de una momia.
💬 @_macarenaleonhttps://t.co/NxeyEAOuXX pic.twitter.com/MyRg1v9hpE
— Telediarios de TVE (@telediario_tve) November 13, 2022
コカ・コーラを批判
また2人の活動家は、現在エジプトで開かれている「Cop27」に、コカ・コーラがスポンサーになっていることを批判。地球の気温が2.5度上昇することを警告するバナーも掲げたという。
Activistas de Futuro Vegetal han arrojado “sangre y petróleo” a las vitrinas del Museo Egipcio de Barcelona para alertar sobre la emergencia climática https://t.co/CHz2fIvUge pic.twitter.com/juS9DYp3yp
— Europa Press (@europapress) November 13, 2022
🔴 ÚLTIMA HORA 🔴
Bañamos con “sangre y petróleo” vitrinas del museo Egipcio de Barcelona para alertar sobre la emergencia climática.No aguantamos más que los Gobiernos laven su imagen en COPs para engañar a la población sin efectuar medidas reales. pic.twitter.com/32i6uxKiEf
— FuturoVegetal (@FuturoVegetal) November 13, 2022
「Futuro Vegetal」もその後、ツイッターで声明を発表。次のように述べている。
「化石燃料に全面的に依存していることを考えると、プラスチック汚染で世界一の企業(コカ・コーラ)が、商業的利益を優先させるために、Cop27のスポンサーとして影響力を行使しないとは信じがたい」
「2030年までの気候変動に関する現在の政策は、2060年に+2.5℃に導きます。このことは、人間が消費するほとんどの作物の生命に適さない、極端な異常気象が増加することを意味しています。その結果、飢饉を引き起こします」
「私たちが生きている歴史的瞬間は、私たちを2つの立場に置いています。現在の生活様式を変革し、意思決定を民主化する革新的なシステムの変更に向かうのか・・・それとも絶滅の運命をたどるかのどちらかです。すべての人の未来のために戦い続けるため、私たちを助けてください」
実は11月12日にも、同じグループの2人の女性活動家が、マドリードのプラド美術館にあるスペインの画家、ゴヤの2枚の絵画の枠に、自らを接着剤で貼り付けたという。(了)
出典元:MailOnline:Eco-activists from XR-linked ‘Vegetable Future’ group pour syrup and beetroot juice – to represent petrol and blood – over displays at Egyptian museum in Barcelona(11/13)