ロシアの「ワグネル」が、EU議会に血塗られたハンマーを送りつけたか?
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップが、EU議会に不気味なものを送りつけたと主張している。
「テロ支援国家」への反発か
ロシアのプーチン大統領の側近で、「ワグネル」の創設者であるエフゲニー・プリゴジン氏は、EU議会に血塗られたハンマー(大槌)を送ったと述べたという。
そのハンマーの把手部分には人工の血のようなものが塗られており、また「ワグネル」のロゴと名前が記され、バイオリンケースに入れられ発送されたそうだ。
EU議会は23日、賛成多数でロシアを「テロ支援国家」に、「ワグネル」を「テロリスト集団」に指定したという。
この不気味なハンマーの贈り物は、それに対する反発だと考えられている。(下の動画は、EU議会へ送られた時の様子ではない)
🇷🇺social media share📹, in which a representative of #YevgenyPrigozhin handed over to a «representative of the 🇪🇺Parliament»a violin case with a #sledgehammer inside, engraved with #Wagner #PMC logo and with traces of #blood on the handle, calling it an «information case» pic.twitter.com/DJAzJxewnB
— Asya Tykha 🇺🇦 (@asya_tikhaya) November 23, 2022
本当に届けられたかは不明
以前、「ワグネル」に関連のあるテレグラム・チャンネルは、ある裏切り者をハンマーで殺す動画を投稿した。
その動画には、元ワグネルのメンバーで、ウクライナ側に寝返ったとされるエフゲニー・ヌージン(55)と名乗るこの男性が映っており、その後ハンマーで頭を殴られ、殺された。
その動画のタイトルは「復讐のハンマー」と名付けられ、今回のハンマーも同様のメッセージが込められていると考えられる。
ただし、このハンマーが本当にEU議会に届いたかどうかは、分かっていない。
ハンマーは、プリゴジン氏の弁護士から、親ロシアチャンネル「CYBER FRONT Z」の代表者に渡され(動画はその時のものか?)、その後議会のあるフランス・ストラスブールへ送られたと見られている。(了)
出典元:METRO:Putin’s crony dubbed ‘the chef’ sends ‘bloodied sledgehammer’ to EU(11/24)