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ナワリヌイ氏の側近が、ハンマーで襲撃され、ケガを負う【リトアニア】

ナワリヌイ氏の側近が、ハンマーで襲撃され、ケガを負う【リトアニア】
X_@visegrad24

先日亡くなった、ロシア反体制派の指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏。彼の長年の側近だった人物が、リトアニアで何者かに襲われた。

 

自宅近くで何者かに襲われる

 

その側近とは、レオニード・ヴォルコフ氏だ。事件が起きたのは3月12日の夜で、場所はリトアニアの首都、ビリニュスとされている。

 

故・ナワリヌイ氏の報道官を務めていたKira Yarmysh氏によれば、ヴォルコフ氏はちょうど自宅の外で襲撃されたという。

 

当時、何者かがヴォルコフ氏の車の窓を割り、中にいた彼に催涙スプレーをかけ、その後ハンマーで殴り続けたそうだ。

 

公開された写真には、血まみれになったヴォルコフ氏の足や腫れあがった顔、そして割られた車の窓が映っていた。ヴォルコフ氏はその後、病院へ搬送されたという。

 

ロシアを離れ、リトアニアで暮らす

 

2021年にロシア政府が、ナワリヌイ氏のグループを「過激派」組織に指定して以来、ヴォルコフ氏とナワリヌイ氏のチームの主要メンバーはリトアニアで暮らしてきた。

 

今回の襲撃は、ロシアを離れて以来、初めてのことで、またナワリヌイ氏が亡くなってからほぼ1カ月後にあたるそうだ。

 

ただヴォルコフ氏は最近、ロシアの大統領選挙に先立ち、投票日の抗議活動に大勢で参加するよう、ロシア国民に呼び掛けていたという。

 

リトアニアのGabrielius Landsbergis外務大臣は、報道された攻撃を「衝撃的」だとし、「X」に次のように投稿した。

 

「レオニード(ヴォルコフ)の暴行に関するニュースは衝撃的です。現在、関係当局が取り組んでいます。襲撃者は、自らの犯罪について答えなければならないだろう」

 

先日行われたナワリヌイ氏の葬儀には、数多くの人々が参列し、花を捧げたという。下は3月4日に投稿された動画となる。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Navalny ally Leonid Volkov injured in hammer attack in Vilnius(3/12)

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