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【ハンガリー】ホームレスが路上で眠ることを禁止、国連などが残酷だとして非難

【ハンガリー】ホームレスが路上で眠ることを禁止、国連などが残酷だとして非難
flickr_Troy Tolley

ハンガリーで、ホームレスが公共の場で眠ることを禁じる法律(CNNでは憲法と報じている)が施行され、国連などが非難している。

 

政府「公共の利益になる」

 

この法律は、公共のエリアでホームレスが眠ったり、暮らしたりすることを禁止し、従わない場合は警察により強制退去や所持品の差し押さえが可能になるというもの。

 

法案はハンガリーのViktor Orban首相率いる極右政権によって提出され、今年の6月に議会で可決されたという。

 

これは路上で眠ることに罰金を科す、2013年に可決された法律をさらに強化するもので、今週の月曜日に施行されたそうだ。

 

これによりホームレスの人たちが路上などから退去して収容施設に入ることを拒否すると、公的な作業のプログラムへの参加を強制されることに。罰金を支払えば参加は免除となるが、支払いが不可能な場合、刑務所に収監されることになるという。

 

ハンガリー政府はこれについて「警察が公共の場からホームレスを排除できるようになるのは、公共の利益に資する」とコメント。

 

さらに社会問題相のAttila Fulop氏も「目標は夜中にホームレスの人々が通りにいないようにすること。そして市民が公共スペースを、妨げられずに利用できるようにすることです」と語っている。

 

国連「残酷で、人権にも違反」

 

この法律に対し国連は批判しており、6月にはホームレス問題の専門家であるLeilani Farha氏が「この法律は残酷で、国際人権法にも適っていない」と非難。

 

またFarha氏はハンガリー政府に当てた公式書簡において「ホームレスの人々がどんな罪を犯したというのか?ただ生き延びようとしているだけではないか?」と疑問を呈したという。

 

そもそもハンガリーでは、国が運営しているシェルターに1万1000人のホームレスを収容できるスペースがあるとされているが、専門家は全土に2万人のホームレスがいると指摘している。

 

さらにこの法律についてはEUも問題視しており、先月ヨーロッパ議会はハンガリーのホームレスの人々に対する行いは、EUの価値観に対する深刻な違反になるとして、法的措置をとるための投票を行ったとか。

 

一方、ハンガリー政府は「ホームレスの人々には、一日中いられる収容施設が提供されている。そこでは彼らは食べたり、体を清潔にしたり、眠ることもできる」と声明を発表している。(了)

 

 

出典元:BBC:Hungary enforces ‘cruel’ ban on rough sleeping(10/15)

出典元:INDEPENDENT:Hungary brings in ban on rough sleeping(10/15)

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